就活は告白だ。

人事「あなたが弊社を志望した理由は何ですか？」

就活生「御社の魅力に惹かれたからです。」

人事「では弊社のどのような魅力に」

就活生「HPに書いてある創業理念に…(以下略)」

これ、実際に多数回答頂いている。

この時点で落ちる！とは言わないが「ああ、きっと弊社第一志望じゃないんだろうな…」って残念な気持ちになる。

もちろん、優秀な学生はそれでも来てほしいと思うので採用するけど、人気企業になればなるほど優秀な学生が残る確率が高いので、どうしても落としちゃう。

だって、どうせ採用するなら自分のことを一番好きな人を採用したいじゃん。

例えばこれが恋なら。

あなた「あなたの事が好きです」(←就活でいうES)

相手「なんで私のこと好きなの？」

あなた「プロフィール欄に趣味が読書と書いてあったので」

ここまでで終わらせちゃだめだよね。続ける。

相手「読書が好きなひとが好きなの？なんで？」

あなた「読書が好きな人は、優しい人が多いからです」

相手「なんで優しい人が好きなの？」

あなた「優しい人と結婚すると、温かな家庭を築けるからです。」

相手「なんで温かな家庭を築きたいの？」

あなた「幼少時に家庭というものを感じる機会がなく、温かな家庭を築くことにずっと憧れていたからです。」

相手「でも読書好きな子なら他にもいるよね。なんで私なの？」

あなた「見た目が好みだからです」

相手「なんで見た目がいい子が好きなの？」

あなた「だって人ってそんなもんじゃないですか」

相手「そんなもんって何？」

あなた「見た目がいい人と温かな家庭を築くと、みんなが羨むじゃないですか」

相手「つまりあなたはみんなから羨まれたいと」

あなた「自分の幼少期のコンプレックスなのかもしれません。だからあなたみたいな人に憧れて。」

てな感じ。

自分の本心を自分で知れ。

よく「自己分析」とかいうけど、間違ったコンサルのおかげで、合った学生の99％はこれを誤解している。

「私の強みはあきらめないこと」「短所は飽きやすいところ」それ、自己分析じゃなくて自己評価だから。

なんとなく行きたい会社があるなら、あるいは「働きたい」と思うなら、その裏にある自分の本心をもっと分析しろ。

「みんなが就職活動してるから」でも立派な理由だと思う。

それって、掘り下げれば「自分は人と出来るだけ足並みを揃えていきたい」っていう考えがあるということ。

そこから「なんで？」を三回繰り返せば、きっと本当の自分が見えてくる。

今日はちょっと言いこと言ったな。