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ダンボール #スタックチャン 作り方


1.概要

 2021年11月ごろからダンボールのボディでスタックチャンを作ってます。3Dプリンタやキットで作るのが一般的ですが、3Dプリンタ持ってなかったり、今すぐ作りたかったり、トライ&エラーを繰り返す場合、ダンボールで作ると効果的です。失敗しても懐が痛くないw。見た目も、クラフト感あってきれいです。ロボット子ども工作の定番になればと夢が広がります。
 ここでは、スタックチャン2歳イベントでのLT発表(下記リンク)と、配布したダンボールスタックチャンV2型紙でのボディの作り方を書いてます。

 ダンボール以外の部分については、たくさん記事あると思いますのでそちらをご参照ください。(例えば以下、よくまとまっています)

2.スタックチャンとは

スタックチャンはししかわさんによって開発された手乗りサイズのスーパーカワイイコミュニケーションロボットです。オープンソースのプロジェクトとして基板や外装のデータ、プログラムのコードがすべて公開されており、どなたでも作れます。
キャッチフレーズは、「コミュニケーションロボットをあなたの手に。」
 詳しくは以下のリンクをご覧ください。

3.作り方

ダンボール

型紙は、ヤマト運輸の宅急便コンパクトやスイッチサイエンスさんの梱包箱の1.1mm厚ダンボールに合わせています(有効利用)。

使うダンボール例(1.1mm厚)

例えば、スタックチャンで必要なM5Stackやサーボ、秋田先生ボード等をスイッチサイエンスで買うと梱包箱で作れてしまいますw

部品の切り抜き

作ったときに裏となる面に型紙を貼る
※スティックのりで軽く塗るのがオススメ。簡単にはがせます

型紙貼り付け

きりとり線で部品を切り取る
※きりとり線よりも大きめに部品を切り分けるてから、きりとり線で切るのがよい。ダンボールの折れ防止
型紙はそのままつけておく

部品①〜⑩

部品

① M5Stack取付部 2枚
② 頭部 1枚
③ サーボブラケット 1枚
④ 足取付部 2枚
⑤ 足裏 2枚
⑥ 足甲 2枚
⑦ 頭部取付ブラケット 1枚
⑧ ⑦の補強プレート 2枚
⑨ 頭部取付溝プレート 2枚
⑩ 頭部取付スライドプレート 1枚
・その他(サーボ接続部品用ブラケット a. b. c.)

①M5Stack取付部
1穴パンチ(2穴パンチでもOK)で磁石の取付穴(直径6㎜)をあける

部品と道具(1穴パンチと木工ボンド)
線に合わせて穴あけ
全部あけ

(M-BUSを使う場合は、M-BUS部の穴をあける)
木工用ボンドなど接着剤を塗る

2枚を穴位置を合わせて貼る

部品と道具

極性を合わせて磁石を穴にはめる

磁石をはめる(ピッタリ)

好みのマスキングテープで磁石をはめた穴の両面をふさぐ
M5Stackにつくか確認
つかない場合は磁石の表裏を直す

磁石をテープで止める

②頭部
4つの角部をつくる

部品と道具

平らな机の上に置き、型紙の線上に定規の刃部を上から押し付け、ダンボールをへこませる(3本×4か所)

折り目をつける
4つの角に折り目をつける
型紙をはがす
形を合わせる

M5Stackの角の形に合わせて曲げる

部品①と②の貼り付け
接着位置を合わせるため①をM5Stackにつけておく

貼り付け準備

①の縁に接着剤を塗る

縁に接着剤を塗る

②をM5Stackとすき間ができないように位置を合わせて貼る

貼り付け

③サーボブラケット
サーボをはめる穴をカッターなどであける

部品

軸受け穴をあける(ピンバイス1.0~1.2mm程度、100均等)

軸受け穴をあける

サーボのケーブル穴をあける

パンチで配線穴あけ

折り目をつける

折り目をつける
型紙はがしてサーボつける(ケーブル穴位置でサーボホーン右でも左でもOK)

④足取付部
取付穴をあける(ピンバイス1.5〜1.7mm程度、100均等)
型紙はがす
接着剤(木工ボンド)を塗る
2枚を貼り合わせる

ネジ穴あけ
接着剤つけ
足裏貼り付け

⑤足裏
接着剤をつけ足取付部に貼り付ける

接着剤塗り
貼り付け

⑥足甲
サーボホーンの形に合わせて印をつけ切り取る
接着剤を塗り、足裏と反対側に貼り付ける

切り取り線
切り取り
接着剤塗って貼り付け

⑦頭部取付ブラケット
折り目をつけ曲げる
ピンバイスで穴をあける(ホーン側1.5~1.7mm、反対側1.0~1.2mm)
型紙をはがす

⑧ ⑦の補強板
サーボホーンの形に印をつけ切り取る
もう一枚の補強板に穴をあける(1.0~1.2mm)
頭部取付ブラケットに貼り付ける

補強板
サーボホーンに合わせて切り取る
補強板にも軸受け穴をあける
補強板に接着剤を塗りブラケットに貼る
軸にする直径1mmアルミ針金を2cmくらいに切る
軸受け穴に軸をはめる
ブラケットの穴に軸を通し外れないよう曲げる

⑨頭部取付溝プレート、⑩頭部取付スライドプレート
頭部に⑨⑩を取付ブラケットがはまるように形に合わせて貼り付ける
ブラケットを溝にはめ込みスライドさせて固定する

頭部に⑨⑩貼り付け
頭部取り付け、固定

・その他(サーボ接続用部品のブラケット)
 サーボの接続に使う部品により、以下3種類(a. b. c. )ブラケットがあります。適宜お使い下さい。

a. Stack-chan_Takao_Base用ブラケット(下記リンクのボード)を使う場合


部品
折り目をつける
型紙はがす
接着剤塗り
貼り付け
ネジ穴位置に印入れ
穴あけ
ネジ止め(サーボホーンの余りネジ流用)
つまようじの先で固定(外さないなら接着剤で貼ってもいいと思います)

b. スタックチャン タカオ版部品キット(ミニブレッドボード、下記リンク)を使う場合


部品
折り目をつける
全て折る
型紙はがして接着剤を塗る


貼り付け
つまようじの先で固定(外さないなら接着剤で貼ってもいいと思います)

c. サーボ直結の場合
M-BUSの端子部に合わせて穴をあける
穴にサーボに接続する電線を通す

M-BUS部に穴あけ

以上となります。
スタックチャン作成の一助となりましたら幸いです。

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