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「人権ない」問題――ネット上はもはやアングラじゃない

何も感じなかった第一報

「身長が170センチない男に人権はない」

ちなみに自分は身長165センチの男で、この言葉に何も感じなかった。いや全くその通りである。昔に「3高」という言葉があった通り、「高身長 高学歴 高収入」を求める女性が多いことに不思議を感じていないからだ。でも、なんか問題はそこじゃなかったようだ。(もし低身長のほうに問題があったんだとしたら、3高や3低、3平なんて言葉を上げて報道しているテレビや雑誌が大問題になってしまうので、そっちではないと思うが?)

「人権ない」という意味

「人権ない」という言葉は、(炎上したプロゲーマーが格ゲー出身だったこともあって、格ゲー用語としてあげられていたが)ネット用語としてなんとなく自分は「居場所がない/選ばれない」というイメージを持っている。例えば、時代が古いかもしれないが

ニコニコ動画プレミアム会員になると、生放送に優先的に入れることに対して、「一般会員は人権がない」

撮り鉄界隈で、一眼レフなどのカメラをもつ鉄オタに対して、スマホで撮影する鉄オタには「スマホ鉄は人権がない」

ゲームにおいて、弱いキャラや役に立たないキャラを選ぶプレーヤーには「そのキャラは人権ない」

そんな風に使ってきたので、今回も当然高身長が好きな女性からすれば、170センチ未満の男なんか人権ないと言われれば「だろうね」と思うだけだった。

ネット用語は危うい

ネットはその昔は、パソコンに長けた一部の人たちの中の一部の人しか日常的に使っていなかったわけで、Twitterだって当時こんなに多くの人が使うサービスになるとは思ってもいなかった。そのため、そんな閉鎖的なコミュニティの中で使われていたネット用語は、常識とか倫理的とか、そんなものは考えられていない。今考えてみると、ネット用語は危ういものが多いし、普段からのレスのやりとりは、傍から見れば問題発言だらけかもしれない。

自分で調べろという意味でggrks(ググレカス)というし、
内容がちぐはぐだったり、的を射てないリプライをクソリプというし、
障害児の略でガイジという言葉が、頭おかしいの略であるあたおかにとって代わって使われたり、
言葉が危ういという意味では、飯テロのテロも問題なのかもしれない。

ネットはもはや現実

もう「嫌なら見るな」とか「ネット上は匿名」「ネットは別世界」とか、そういう考えは古いんだなと思うことが多くなってきた。よく「現実からネットに逃げてくる」みたいな表現も昔は聞いたが、今はそもそもネットは逃げる場所じゃないのだろう。だが、今までネットを使ってきた側としたら、なんだか言葉狩りだなと思ってしまう。

しかし、彼はそう考えなかった

先に言っておくが、自分は別に渋谷ハルを推しているわけでもなく、チャンネル登録すらしてないのだが、彼の考え方を聞くと、やっぱりここまで上り詰めてきた理由がよくわかる。


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