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ラニーノーズに思う事。

ロックバンドRunny Noizeを応援している、しゅんきです。

Runny Noizeのギターボーカル洲崎さんのファンです。
洲崎さんを観に行くためなら、遠征でもなんでもします。
先月も、大阪に3回ほどライブを観に行きました。
洲崎さんの活動はなるべく全て追いたい。好きなので。
彼の本職はお笑い芸人。バンドではありません。
(一応、「芸人とバンド、どちらも本職!二足の草鞋!」と本人はおっしゃっていますが、活動の割合を見ると本職はお笑い芸人)
芸人としての活動も、もちろん応援したい。
洲崎さんのコンビ「ラニーノーズ」、もちろん応援したいですが
ちょっと活動に不満があります。
なかなか素直に応援できません。

どうして素直に応援できないのか、
それを書いて聞いてもらおう、共感してもらおう
というのが今回の記事の趣旨です。
「ラニーノーズのファンだけど、ちょっと活動に不満がある!」
という人にぜひお読みいただきたいです。
「ラニーノーズ大好き!洲崎最高!山田万歳!」みたいな人は、
読むと不快な思いをする可能性が大いにあります。
読むのは自己責任でお願いします。
読んで自分の考えと違ったからといって、そんなに怒らないでください。
「私はこう思いますよ!」「私的には○○が××だからこうなってるんだと思う」などというご意見はぜひお聞かせください。

ネタについて

ラニーノーズは、音曲漫才(ギターを弾きながら漫才)をしたり、
コントをしたりします。
昨年(2022年)は、音曲漫才に力を入れていました。
毎月、漫才を試すイベント「音曲~漫才武者修行~」を開催するなどして、精力的に活動。
毎回、M-1ファイナリストをゲストに招いてアドバイスを貰ったりしていました。
僕が観に行った時は、ゲストは「もも」。同期らしいが、M-1ファイナリスト。
アドバイスし慣れていないのか「ポップなのが良い」「でも、もっとロックに振り切るのもアリだと思う」などと、どっちつかずなアドバイス。
一応ホワイトボードが用意されていて、アドバイスを受けて
「ポップ」「ロック」などとホワイトボードにメモしています。
メモした意味はあるのか??という感じでしたが。
20分くらいかな?アドバイスを聴く時間がありましたが
特に笑いどころも無いし、核心を突くようなアドバイスも無く話は全然進まないし
お笑いライブにおいてこんなに退屈な時間があっていいのか?と思いました。
真面目にアドバイスを聴くコーナーなので、
笑いどころはあまり無くても許されると思われる。
ラニーノーズと同期の もも は、多分アドバイスする側に慣れていない。仕方がない。
アドバイスを聴くのが難しいなら、もうすこしボケたりして笑いどころを増やすなど、もっとやりようがあったのではないかと思う。
客に退屈させるな。
ライブレポを見ると、
他の回では、先輩からかなり良いアドバイスを貰ったようで、ネタがかなり改良されたらしい。それなら良かった。それ見たかった。
チケット代は確か1500円程度だったので、これは仕方ないのかな。

そして、1年間イベントをして、十分に対策をして挑んだM-1グランプリ、
例年通り3回戦敗退。
そして、ラニーノーズはこのようなことをおっしゃいました。
「M-1に向けたイベントを毎月打って、先輩方にもアドバイスを貰ってきたが、結果は3回戦敗退。来年はコントに切り替えます!」

僕は思いました。
1年かけてアドバイスを貰ってまわったのなら、
それを、もう1年かけて形にしていくのが筋ではないか?
せっかくアドバイスを貰ったのに。
そんなにすぐ結果が出るとは思えません。
せめて、もう1年漫才を試してからコントに切り替えなさいよ。
いろいろ悩んだ末の結論なのだとは思いますが、
もう少し頑張っても良かったのではないかと思います。
彼らは、結果が出るのを待てない節がある。

以前、彼らのYouTubeチャンネルでこんなことがありました。
「今まではいろんな動画を上げてきましたが、これからは音楽専門チャンネルに切り替えます!」と宣言。
その約3か月後、
「数字が伸びなかったので、音楽チャンネルやめます!YouTubeは、3ヵ月たってから成果が出始める、みたいな話も聞いたことがありますが、それまで待てません!待てないのでもう変えちゃいます!」と宣言。

いろいろ試行錯誤して、動画の再生数を伸ばしたい、登録者を伸ばしたいという気持ちは伝わるが、
ならば、なぜ待つことができないのか。
方向性をひとつ決めたら、成果がでるまでしばらく待てないのか。
もちろん、ずっと同じ方向性で頑なにやり続けるのも悪手だと思います。
なかなか成果が出なかったら、方向性を変えるのも大切だと思います。
だけど、変えるのが早すぎる。3ヵ月以上待たないと成果が出始めないと言われているのになぜ待たないのか。

YouTubeの件といい漫才からコントに切り替える件といい、
待てない性格のせいで損しているなぁ、と感じてしまいます。

そして、今年力を入れているコントについて。
コントのみの単独ライブを2度開催していたので、1度は配信で、1度はライブ会場で鑑賞しました。

1度目、配信で観た公演は、あまり楽しめませんでした。
(2月に行われた公演「ジャン・ファイティン・スリランカ」)
正直なところ、「漫才のほうが良いなぁ」と思いました。
これは好みにもよるので、コントのほうが好きな人もいるかも。
彼らの魅力は、完成度の高い歌ネタの漫才だと思います。
バンドをしているのもあって、洲崎さんは歌がめちゃくちゃ上手。

ですが、単独ライブで生まれたコントで
最近ライブでメインでやっているコントは
宇宙人の被り物をして顔も見えないし
宇宙人設定で変な声、日本語は発さず宇宙語で変な歌を歌う。

先日、漫才劇場の中での賞レースのようなもの「グランドバトル」でも
宇宙人のネタをやっていました。
まず思うのは、コントは表情がかなり大事だと思う。
表情から見える面白さがある。
被り物にしてしまうと、被り物の顔がよほど面白いとかでない限り、被り物からは何も生まれない。
宇宙の言葉で喋るので、ことばの面白さもない。
表情の面白さもない、言葉で笑わせるでもない。
コントの幅が狭まりすぎている。
キングオブコントを目指しているらしいが、
表情も言葉もなくて、どうするのか。

そして、せっかく歌唱力があるのに、宇宙語で変な歌い方で歌うので、
歌唱力も活かすことができていない。
自分の良さを捨ててしまっていると思う。

歌ネタの漫才では、歌唱力も活かした面白いネタがたくさんあることを知っているので、
本当にもったいないなぁと思う。

3月に劇場まで足を運んで観に行った単独ライブでは、
伏線回収がメインでした。
いくつものコントが、幕間のVTRも含めて絡み合い、繋がっているというもの。
伏線回収は好きなのでライブを観た後満足感はあった。
僕が思うに、ラニーノーズはネタのボケひとつひとつが面白い、というよりはネタの構成で笑わせるものだと思う。
構成をつくる力が発揮されていて、良いライブだったと思った。

変な被り物で言葉も発しないようなネタはなく、
こちらの公演のネタをメインで今後はやってほしい。
(本当は漫才のほうが好きだが、頑なに今年はコントで行くというのなら、変な宇宙人のコントよりはこっちがいい…。)

僕にできるのは、できるだけ劇場に足を運び、面白かったら笑い、つまらなかったら黙って、
キングオブコントなり、M-1なり、良い結果が出るよう祈るのみ。
目指せM-1準々決勝以上。

YouTubeメンバーシップについて

ラニーノーズYouTubeチャンネル「ラニーラニーラニー」というのがある。
無料でたくさん動画が楽しめるほかに、
月額490円を支払うと週1回、生配信または普段投稿される動画の撮影の裏側を撮った映像を観られる、というメンバーシップがある。
僕は当然入会したが、このメンバーシップも納得がいかない。

僕が入会した頃は、ラニーノーズ+撮影・編集担当スタッフ大村ジーニアスの3人体制だった。
メンバーシップ配信にも3人が出演。
スタッフの大村さんは配信に対して前向き、やる気があるようで
積極的に発言する。
話題を自分から出し、喋る。
しかし、ラニーノーズのふたりにはやる気が見られない。
基本的に聞き手に回っている。
大村さんの話を聞くメンバーシップみたいになってた。
特に洲崎さんがあまり喋らない。置物。
もっとラニーノーズのエピソードトークというか、裏話とか聞きたかった。
毎回配信の最後に質問をひとつ受け付けるのだが、
しょうもない質問しか選ばない。
くだらない2択とか。
しょうもない質問に対して、「うわ~~~、どうしよ!何だろうなぁ~」などと、真剣に考えるフリをするという
謎のノリができてしまい、簡単なことしか答えなくなってしまった。
初期はもっと込み入った質問や相談にも答えていたのだが。
視聴者は、自分の質問が読まれてほしいので、
どうでもいいような質問しか投稿しなくなってしまいました。
もっと、月額を徴収する価値のあるような話を聞かせるべきだと思います。
「裏側なので、ゆったりした感じ、ゆるい雰囲気を届ける」という考えがあるらしいが、流石にゆるすぎる。喋らないのは違うだろう。

そして最近、スタッフの大村さんが脱退した。
やる気のないふたりが残った。
配信の内容がさらに薄くなるどころか、
配信ペースが劇的に減少。
週1回だったのが、平気で2~3週間空いたり。
さらに、今までは山田さんの家から配信していたのが
劇場楽屋に変更。「舞台合間なので時間が無いので…」と言い、配信を15分程度で切り上げてしまう。
内容も、コメントを読む→それに一言添える の繰り返し。
大した話は出てこない。
「メンバーシップ限定でイベントなんかもやってみたいですね」と何回か言っていたが、やる気配はゼロ。

最近は、山田さんが特にやる気がない様子。
洲崎さんは家でひとりで配信することもある。
しかし、山田さんは全くやらない。
1度だけ配信したことがあるが、
「20世紀にYouTubeでドッキリをするから案を出してほしい」と言って
コメントで案を出すよう求めただけ。
洲崎さんがソロで配信した、
ラニーノーズを好きになったきっかけを視聴者に聞いていくという配信は
なかなか興味深くて面白かったです。
あの回は満足。

山田さんが配信で「配信なかなかできなくてスミマセン。なかなか場所が取れなくて…」と言っていたことがある。
今まで山田さんの家から配信していたのに、
そして今も普段のYouTube撮影用に1部屋用意されているのに
なぜそこから配信しないのだろうか。
自分の家なんて年中24時間使い放題なのに。

流石に耐えられず、最近メンバーシップを退会してしまいました。
しばらく告知の様子を見て、配信ペースが復活したら再入会しようと思います。

カナダ進出に向けたYouTubeについて

ラニーノーズと、同期のコンビBPM128の二組で、
カナダに行ってライブをする、という目的のYouTubeチャンネルが最近開設されました。
カナダを目指すYouTubeチャンネルで一番最初に投稿された動画では、
経緯が説明されています。
そこでは、
「ラニーノーズはカナダに1年間行っていたことがある。カナダでバンド活動をしていた。もう一度カナダに行ってライブがしたい」という説明がされていました。
そして、「そのときに客が居なかったら寂しい。だから、カナダ人に刺さりたい」とのこと。
カナダ人に刺さるために、YouTubeでショート動画を投稿してバズろうとしているらしい。

同期のBPM128のおふたり、全く関係ない。
BPM128の片方は、大村ジーニアスさん。ラニーノーズのYouTubeの元スタッフなので、親交も深く、
撮影・編集もできるのでスタッフとして使える。
相方、何にも関係ない。。。

カナダ人が見てくれるようなYouTubeを撮っているそうだが、
動画の内容は意味不明。
「海外では、全然意味の分からないような動画がバズったりしているから」だそう。
バズれば何でもいいのだろうか。
もし、この意味不明な動画がバズったとすると、
カナダで開催するライブは、この意味不明な動画についてのライブになってしまう。
10年前にカナダでバンド活動していたとか、もう一切関係ない。
そもそもメンバーがふたり別人になっている。
ラニーノーズがカナダでやりたいライブの内容と、動画の内容が合っていないような印象。
カナダでライブをすること自体に意味があるんだ!内容とか、共演者はもう何でもいい!というのならこれでいいのだが。

カナダ人にウケればなんでもいい!と、やりたい事を曲げて
自分でも訳の分からないようなネタを投稿し続けるのは正解なのか?
ただ客に媚びるだけ、ウケるだけのネタをやるのが幸せか?
それが幸せなら、それでいいですが…。

最近、その動画配信をする時の衣装を袴にしていました。
は、袴…。

そもそも、お客さんは日本から連れて行けばいいような気もする。
カナダの、自分たちのことをよく知らない、YouTubeのShort動画でしか見たことが無いという人を集めてそれで満足か?
日本人のラニーノーズ・ノイズファンの客を集めてカナダに行って
「日本で集めたたくさんのファンを連れて、俺たちのバンドのスタートした土地、カナダに帰ってきたぞーー!!」「わーーー!!」みたいなライブをすればそれなりに盛り上がるだろうし、
カナダまで来るファンもそれなりに居そうな気がする。
それでいい気がする。
カナダ人に刺さる動画を撮るために試行錯誤している時間があったら、
日本人向けのお笑いや音楽をもっと頑張ってほしいというのが正直なところ。


根本的にはラニーが大好き

「そんなことを思っているなら、しばらくラニーから離れてみればどうだ?」と思う方も多いと思います。
あまり活動内容に納得できていないのに、
結構なペースでラニーのために大阪に通い、
時間とお金をかなり消費しています。

僕も、「しばらくラニー観るのはやめようかな…」なんて思ったこともあります。
でも、数時間後には、Twitterで「ラニーノーズ」で検索してみたり、
Runny Noizeの音楽を聴いていたり、
YouTubeで動画を漁ったり…。
単独ライブのチケットは買ってしまうし。

やっぱり、本当は好きなんだと思います。
好きすぎて、考えすぎて、考えが進みすぎてしまう。

バンドとしての活動はそもそも普通に大好きですし。
楽曲と、ボーカル洲崎の歌声は最高。

大好きなんだけど、好きが故、「あぁ、彼らはもっとできるはずなのに!なんでだ!もっとやり方があるだろう!悔しい!」となってしまう。

「余計なお世話です」「素人になにがわかるんですか」と言われればそれまでかもしれませんが。
でも、そんなこと言われたって、考えちゃうし、モヤモヤする。
僕が「ここ、もっとこうしたほうがいいんじゃないですか??」と言ってみて
たまたま1個でも当たってて、
本人に気付いてもらえて、反映されて、それで何か少しでも良くなれば
それでいい。

黙って見守って応援するのが筋だ、という考えもわかりますが、
僕みたいな考え方の人もいる、とわかってくれると非常にうれしいです。

6000文字もあったのに読んでいただいてありがとうございました。
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