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以前…

かりかりかりかり
ひたすらに筆を走らせる
書くしか取り柄がないから
書くしか術(すべ)を持ち合わせていないから
浸透して黒く苦い気持ちを吐き出す
かりかり、かりかり
ひたすらに筆の絶叫だけ反響するインクを滲ませる、眼から振る雨は雪のように積もった重い感傷だ
(無題)

──────

健常者側の住人だった時、オリジナルの文章を書きまくっていたのは、本当に小説家を目指していたのもあるけれど、文章化して苦しさを吐き出していたんです。

どうしてみんなのように上手く生きれないんだろう?
いくら努力しても報われない悔しさを抱えて、悔し涙を流しながら飯を食ってました。
肯定より否定が9割をしめる人生でした。

こちら側に来たところで、一度歪んださまざまなことは、なおせない、んですよね。

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