見出し画像

白髪とハゲの原因は頭皮細菌!?

愛すべきキンケア男子・キンケア女子のみなさんこんにちは!Dr.キンケアこと下川穣です。

今回は頭皮に着目していきたいと思います。

腸、口、皮膚の菌はかなりみなさんと身近だと思います。
乳酸菌はすごく流行っているし、小さいころから虫歯菌の話は絵本できいていたし、10代のニキビはアクネ菌がー!みたいなCMをよくみるし。

頭皮に関してはあまりなじみがありませんね。

もちろん菌が多分に影響していまして、最も気になる白髪や薄毛にダイレクトに影響していますので、紹介していきます。

白髪と薄毛とコリネバクテリウム

2018年東大発ベンチャーのTAK-Circulator株式会社の研究によると、女性の白髪と薄毛の方はコリネバクテリウムが異常増殖している!っていうことを発見したということです。

そもそもコリネバクテリウムは皮膚に常在する菌で、それ自体いることによってとても悪い!という感じではありません。

しかし、異常増殖していると頭皮では慢性炎症に関わり白髪や薄毛の原因となり、ほかにはワキの強い臭いなんかにもかかわっていることが分かっています。

この研究での共同研究者であるミルボンさんは、このコリネバクテリウムが減少する、美容液もだしているみたいですね!

AGAにニキビ菌が関係していた!?

次は男性のAGA(男性型脱毛症)と頭皮の菌の関係です。
2019年5月のシンガポールの医学生物学研究所の研究によると、脱毛部分とそうじゃない部分を比較すると、ニキビで有名なアクネ菌が増殖していた!という研究ですね。

このアクネ菌は皮膚に関してかなりキーマンになる菌です。
10代のころほとんどの方が通るであろうニキビの一番の原因になっている菌です。

こう書くと、ニキビになるしハゲるし、超悪玉菌!と言いたくなりますが、アクネ菌は異常増殖しなければ、おとなしく仕事をしてくれる重要な菌です。

皮脂を餌に脂肪酸などを作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ち、皮膚に付着する悪玉菌の増殖を抑える仕事をしてくれています。

もうちょっと突っ込んでいくと、アクネという菌種の中に悪い株といい株があるという感じです。(ここ分かりづらいので無視でOKです。)

腸ー皮膚相関

コリネバクテリウムとアクネの話を見ると、それはやっぱりお風呂上りには、頭をちゃんと乾かすとか、ヘアケア用品をみなおし彼らをマネージメントできるものに変えるというのはもちろん大切です!

しかし、ここで頭皮ばかりに目がいくと落とし穴にはまります。
なぜなら、人間の体はそんな単純で局所的ではないからです。

ここででてくるのが、腸と皮膚や頭皮の関係です。
コリネバクテリウムと白髪薄毛が明らかになる、準備段階の研究で明らかになっていることは、白髪薄毛のかたの頭皮には赤く炎症所見が見られたということが分かっています。

この炎症は頭皮のみの問題ではなく、腸内からスタートしているパターンが非常に多いです。

例えば、菌ケアの意識が低く乳酸菌やビフィズス菌が減っていたり、グルテンとりすぎてたり、砂糖やアルコールのとりすぎでカンジダ菌が増殖したりすると、腸管の透過性があがります。(腸が漏れやすくなるということ)

そうすると、腸管内の菌体成分やエンドトキシンなどの毒素が血中へ入り、全身へめぐっていき、皮膚や頭皮にももちろん到達するということになります。これらは炎症の源であり、白髪薄毛にも関与していくことが容易に想像されます。

また、アクネが大好きな皮脂に関しても、先ほどの腸管の透過性が上がり毒素が全身へいくことにより、皮脂が過剰発生することも示唆されています。

実際に乳酸菌などのプロバイオティスを飲むとニキビが改善する例はよくあります。

『木を見て森を見ず』

とはよくいいますが、頭皮だけみたり、皮膚だけをみたり、腸だけみるでは解決しませんよ!という話です。

腸に関しても、毎日唾液が1.5リットルも飲み込んでいますから、口の菌のバランスも非常に重要です。
2018年のアメリカのベイラー医科大学の研究では、歯磨きを毎食後するときと、1日1回するときとで、腸内のカンジダ菌(カビ)が劇的にかわることを証明しました。(このカンジダに関しては、相当に面白いことが多数分かってきているので、次の機会にnoteします。)

きっちり森をみて、口⇒腸⇒皮膚・頭皮・脳という流れで全体をデザインしていきたいですね!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

1

下川穣(Dr.キンケア)

株式会社KINS代表取締役/菌をケアすることが当たり前の世の中へ。http://yourkins.com/
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。