見出し画像

赤ワインでマウスウォッシュ?

愛すべきキンケア男子・キンケア女子のみなさんこんにちは!Dr.キンケアこと下川穣です。
今回はお口のキンについて、最新のおもしろい論文を紹介したいと思います。私も赤ワインが大好きで、好んで飲んでいますが、歯周病・口臭予防になっていたと思うと、一石二鳥で嬉しいです。

歯周病の怖さ

2019年6月の最新の論文(BMC Complementary and Alternative Medicineに投稿されたAntimicrobial activity of red wine and oenological extracts against periodontal pathogens in a validated oral biofilm model)では、
赤ワインをお口の中のキンに浸したときに、歯周病に関わるキンが有意に少なくなりました!というものです。

まずは①歯周病を予防できる価値と、②なんでわざわざこんな研究してるんだっけ?というところを深堀したいと思います。

まずは、歯周病についてです。
歯周病という言葉自体はよくCMで流れてくるので、ご存知だと思います。
歯がぐらぐらする原因や、口臭の原因になっている!というところが有名ですね。

しかし、歯周病の本当に怖いところは、口ではない場所に関係があるというところです。

例えば、2019年1月アメリカのルイビル大学の研究で、歯周病キンとその毒素がアルツハイマーの原因であることが示されています。脳で歯周病キンとその毒素がみつかってるんですね。

他にも、糖尿病・動脈硬化・関節リウマチ・肥満・脳梗塞・脂肪肝・炎症性腸疾患など多くのの全身の病気に関わっていて、
全身のいろいろな場所で、歯周病キンが見つかっています。
1日に100億キン唾液と一緒に飲み込んでいる事実もわかってきています。

逆をいうと、歯周病を予防できる意義はとてつもなく高いことがお分かりだと思います。

抗生物質でやっつけないの?

次に、なんでこんな研究わざわざするんだろう問題です。
歯周病キンがそんなに悪いんだったら、抗生物質使えばいいじゃん!というのがいままでの流れでした。

しかしやっかいなのは、その抗生物質でいいキンもたくさん死んでしまうということや、口と関係ない腸内のキン達にも悪影響がでることです。

そこでより自然なもので、歯周病キンを抑えることができないのか?という研究が世界中で行われているのですね!
この流れは非常に素晴らしいですし、大賛成です。

今回注目しているのはポリフェノールですね。
ポリフェノールはカテキン・アントシアニン・クルクミン・イソフラボンなどに代表される苦みや色素の天然成分です。
ポリフェノールが豊富に入っているものとしては、赤ワイン・ブルーベリー・チョコレート・緑茶などがあります。

今回の論文はスペインでの研究なんですが、なんとスペインの最高の当たり年の2010年ビンテージのピノノワールを使っているようで、贅沢な実験ですね(笑)

フレンチパラドックス

赤ワインといえば、なんとなく健康にいいというイメージがあると思いますが、ここの元祖の考え方が「フレンチパラドックス」です。

フランス人は喫煙率が高く、高脂肪のものをがんがん食べる食習慣があります。しかも年間67リットル(日本人は約1リットル)ものワインを飲んでいるようで、心臓にきそうだな。。。と思いきや、むしろ周囲の国より心臓病が少ないという逆説(パラドックス)!

これは赤ワインのポリフェノールがいいからだろうという推測がされ、アメリカのメディアで大々的にとりあげられたという背景があります。

この当時はまだ1900年代だったので、異論もたくさんあったようですが、2000年以降の研究で、キンケアにとって素晴らしい効果があるものである事実がどんどんでてきています。

例えば、ポリフェノールの摂取により、
アレルギーや肥満、便秘・下痢を予防してくれる、短鎖脂肪酸を産生するキンを増やしたり、
シミしわ予防になるエクオールを産生するキンを増やしたり。
やせキンで有名なキンを増やしたりと。
ポリフェノールには、腸内のキンのバランスをよくすることもわかっています。

口にも腸にもキンケアになるなんて素晴らしいですね。

フランスの赤ワインや日本の緑茶など、昔から習慣的に飲んでいたものには、キンケアの意味があり、国民を守ってくれる習慣だったということかもしれません。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

下川穣(Dr.キンケア)

株式会社KINS代表取締役/菌をケアすることが当たり前の世の中へ。http://yourkins.com/
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。