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2.上京して半年。僕はひとり晴海ふ頭に海を見に行っていた

こんにちは。
辰巳です。

前回投稿で、はじめた目的として

「今の思いを文字に残す」


とか言っておきながら、
2回目にしていきなり過去編に突入です。

約何年経ったろう あの頃から

ン年前、転勤で東京に行くことが決まったとき、
僕の心境は
「東京に行ったら、なんか面白いこと色々あるんじゃないか!?(((o(*゚▽゚*)o)))」
でした。

今思うと、典型的なおのぼりさんの思考ですね(笑)

しかし当時はやっぱりそんな感じだったのです。
テレビや色んなメディアを通して見ていたあれこれを、実際に行って、見て、触れられる。
それだけでも結構ワクワクしていました。

それに、20代も折り返しのタイミングで
将来どうするか…
みたいなことも頭をよぎる時期でしたから、
東京で何か見つかればいいな、という思いもありました

それから半年後。

僕は休日に独り、
あてどなく晴海ふ頭に佇んでいました。


東京に引っ越して半年でわかったこと

なんでそんなことに…?と聞かれると
一言でいえば
「休日を持て余していたから」
ということになります。

元々こちらに友達もそうおらず、
さして社交的でもなかった僕は
休日の予定が全然ありませんでした。

最初のひと月程は
会社の歓迎会や
数少ない在京の友達との飲みなどもあったものの、
一度やったらそう頻繁にあるものでもなく。

上京前は見てみたいと思った
新宿や渋谷、浅草などの各所も
一人で行ったところで
「へえー……こんな感じかあ」
で、以上、終わり。

まあ、
要するに。
ぼっちだったわけです。

そんなある休日、
暇を持て余した僕は
昼から酒を飲みながらふと
「そうだ、海を見に行こう」
と思い、
地下鉄とバスを乗り継いで
晴海ふ頭に行きました。

そこで
「わー…港だー……」
とひとしきりぼんやりした後、
人気のない月島通りをぶらぶらと散歩して帰りながら、
ある思いがこみ上げて来ました。

「こんなことばっかしてる場合ちゃうぞ!!」

(続く)

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