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私のこと

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記事一覧

6月9日

朝は雨が降っていた。
湿気で髪が広がってどうしようなくて、髪を結んだ。
ずっと短くしていた髪が伸びてきたところだから、結んでいてもしばらくすると落ちてきてしまいがちだ。

くるはずのメールがこなくてそわそわしていた。
昼食にいかめしのおにぎりを食べた。急いで食べたからあまり味を覚えていない。また買おう。

やっとメールがきて、高額支払いをした。
このところの落ち着かなさの原因のひとつだった。
「大

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世界と色は

実家から歩いて最寄り駅まで行く道に、魔法としか言いようがない場所があった。
他の人から見たらなんでもない場所なのは百も承知なのだが、通るたびに何故か歌詞のかけらというか光景が浮かんできた。それらは曲になったりならなかったりしたが、そこをひとりで通るのが習慣になっていた。

4月に引っ越しをして、新しい町にやってきた。
魔法としか言いようがない場所なんて当然ない。広めの道路から見る夕陽は悪くはないが

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自炊のみでタンパク質を200〜300g摂らねばならない、元来ズボラな人間の料理について

【肉か魚だけで1日200g〜300g摂ってください】 小麦と麦が食べられない病気であるセリアック病を疑い(記事参照)、家からはるばる1時間かけて遠方のアレルギー内科を擁する病院に降り立った私。

100個くらいある項目に答えきれないうちに呼ばれた診察室には小柄な先生がいらっしゃいました。

「セリアック病であるかどうかの診断にはあまり意味がないので、それだけの症状が出ているのであればもう一生食べら

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綴られる投薬記録3 眠気をぶっ飛ばしたい

日中の眠気をぶっ飛ばし、とりあえず行動することに成功した私ことしずくだうみ。

第一関門である「日中の眠気をぶっ飛ばす」はクリアできたが、
日中に至る前の、「朝起きて行動すること」が困難すぎてまだまだ社会的に死に続けている。
しかもたまに全く寝られず完徹になってしまう日がある。
朝日が差し込む部屋で絶望と鎮座するしかない時間は、何とも言えぬつらさでしかない。

前回までの記事(2はこちら)をお読み

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綴られる投薬記録2

前回の記事からだいぶ間があいてしまった。

ADHDと診断され、投薬がはじまって4ヶ月が経過した。

その間にライブをお休みすることを決めたり髪をバッサリ切ったりしたが、私は変わらず私である。以前Twitterでも言ったが、私の人生の主題はADHDでもセリアックでもない。

ADHD関連の困りごととしては、注意欠陥:忘れ物・乗り過ごし・見落としなど、多動:脳内のノイズが多くて目の前のことに集中でき

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綴られる投薬記録 1

「そんなに忘れ物をするようじゃ、次の学校でやっていけないよ!」

小学校3年生で転校する前に、担任のT先生にそう言われた。

そんなことはわかっているけど、どうしたらいいか全然わかんないなあ…と先生の厚めの眼鏡を見ながら思っていた。

忘れ物、片付けのできなさ、遅刻。

ADHDを語る上で必ず出てくるワードだ。

私も例に漏れず上記の事項に悩まされている。

そして一番困るのは、上記の事項により自

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グルテンを摂取できない話

幼少期から、自分はおなかが弱い人間だと思って生きてきた。

冷たい牛乳は当たる時とそうでない時があってもなるべく温めるようにしてきたし、ヨーグルトを食べたり乳酸菌の薬を飲んだりしてきた。
それでも週に2〜3日はおなかを壊し、それがデフォルトとなっていたからもはや何も思わなくなってきていた。おなかのせいで外出できないわけではなかったし、それほど不便は感じていなかった。

2018年の夏頃、事態は急変

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