新卒の3ヵ月間を振り返る。
最近他の方のnoteから影響を受けることが多いので、自分の放置していたnoteを開いて書いてみることに。
何かを生み出せるようなことは書けませんが、誰かの何かに気づきとなれればと思います。よかったら読んでみてください。
知らない土地でスタートした社会人生活
地元静岡を離れ、福岡という知らない土地で社会人生活を始めて、あっという間に3ヵ月が経った。
実際、福岡はとても住みやすく、環境的には何不自由なく、初めての一人暮らしでも快適に過ごすことができている。
それでも、こっちにくるまで九州に一度も来たことがなく、文字通り縁もゆかりもない土地。
そんな自分が、福岡にまできた理由はただ一つ、今働く「ボーダレス・ジャパン」(以下、「ボーダレス」)という環境で働きたいと思ったから。
この3ヵ月間、様々な事業部にジョインしてきました。まさに怒涛な3ヵ月。
子ども服のリユースに取り組む事業→精神疾患を持つ方のためのハーブティ事業→栄養摂取ができない子どものための子ども専用の総合栄養サプリメント事業→バングラに雇用を生み出すベビー服事業(今ここ)
リアルに言うと、こんな感じで転々としてきました。
各事業部での業務を通して、それぞれの事業モデル(モノ、お金、人)の仕組みを学ぶ機会、そして事業促進のためにトライする機会をいただいてきました。
そんな目まぐるしい環境の中で感じたのが、「圧倒的な力不足」。
それを感じるのは、自らの問題意識に対してアクションを起こすグループ会社の社長陣、それを支えるメンバーの存在があったから。
業務ができる・できない以上に、チームの中での役割を持ち、その意識を持って仕事をする姿にとても影響を受けた。
そこから、まわりと比べては、自分の強みや存在意義を見つけなければと、「自分らしさ」を探すことにあけくれるようになっている自分がいた。
YAMAP春山さんとの出会い
そんなとき、ボーダレスで開校しているボーダレスアカデミー(社会起業家養成塾)の講座に参加した際に、YAMAPの春山さんのお話を聞く機会があった。
" Follow Your Bliss " (自分の至福 / 好きを追求しよう)
この言葉の通り、春山さんの生き方は自分の「好き」にシンプルだった。
そして、春山さんのYAMAP創業までのストーリー、そしてYAMPという事業を通して社会にどのように携わっていきたいか、そこにはシンプルでありながら哲学(生きる上での軸)があった。
そんな春山さんへの質問で返ってきた言葉が、新卒社会人の自分の心に刺さった。
「20代で大切にするべきこと、経験するべきことって何ですか?」
「よく20代の若手社員が手っ取り早く自分の強みや型を手に入れるために『自分探し』に走るけど、これはナンセンス。やるべきなのは『自分なくし』だよね。圧倒的に尊敬できる人のもとで、今ある自分を全て捨てて、がむしゃらに働くことが何より必要。」
まさに自分のことだと思った。暫く鳥肌が立っていた。
普段働いてる中で、自分の手の届く範疇で物事を考えてしまっていることがあり、知らないうちに、自分の経験やプライドを盾にしていたのでないか。
そのため、吸収できることが吸収できず、得られものが得らずにそのチャンスを逃していたのかもしれない。
「自分探し」ではなく、「自分なくし」を。
自分が描く理想像に向かっていく前に、まずはその理想像を丁寧に時間をかけて描いてみようと思う。
幸せにも、いまいる環境には、仕事はもちろん、人として尊敬できる人がたくさんいる。
まずは、そんな尊敬できる人のもとで自我を忘れるほど目の前の今を走り続けよう。今ある小さいキャンバスを埋めるのではなく、その真っ白なキャンパスを広げる意識で。そこから、自分の中に残ったもの大切にしながら、じっくり真っ白な自分に色を足していけばいい。
正直焦りはある。日々葛藤もある。
だからそんな時は、自分像を持って語る人の想いに触れよう、その言葉に勇気をもらってまた一歩踏み出そう。
- #社会人1年目の私へ というnoteのお題で勇気をもらった言葉
それでいつか「ああ、このためだったのか」と自分や誰かの役に立つときがくる。ひとつひとつの経験の種が時間をかけて育ち、花束の贈りものになるように。(引用:それぞれの、よいドラマを。| 桜林 直子(サクちゃん) )
こんな思考回路から行き着いたのは、結局、「今を愚直に頑張る」ということ。
日々できることに泥臭くぶつかり、それを振り返る。
そして、たまにこうやって言語化してみる。
そんな日々の積み重ねを大切に、この新卒1年目という二度とない時間を過ごしていこう。
p.s
春山さんの哲学を形成するものの一つが、本だとおっしゃっていた。
そんな春山さんの本棚。(「YAMAPの本棚」を参照。)
自分にないもの、自分の知らない世界を知ることができそうな本がたくさんありそうなので、一冊いっさつ読んでみよう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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