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饅頭の話

饅頭を食べていたらふとNHKがスクランブルを導入しない理由が気になって調べてみた。

するとNHKはよくある質問集でこのように答えている。

NHKは、広く視聴者に負担していただく受信料を財源とする公共放送として、特定の利益や視聴率に左右されず、社会生活の基本となる確かな情報や、豊かな文化を育む多様な番組を、いつでも、どこでも、誰にでも分けへだてなく提供する役割を担っています。

わかる。

緊急災害時には大幅に番組編成を変更し、正確な情報を迅速に提供するほか、教育番組や福祉番組、古典芸能番組など、視聴率だけでは計ることの出来ない番組も数多く放送しています。

わかる。

スクランブルをかけ、受信料を支払わない方に放送番組を視聴できないようにするという方法は一見合理的に見えますが、NHKが担っている役割と矛盾するため、公共放送としては問題があると考えます。

わからない。受信料を払わないと言っている人たちはNHKの放送が不要だと言っているのだ。腹いっぱいの人に饅頭を押し付けても食べることはできない。それをNHKは饅頭を提供していると言っているのだ。

もしくは受信できる設備がないのであって、それでも「いつでも、どこでも、誰にでも分けへだてなく提供」できていると言うのか? それなら全世帯にNHKの放送を受信できる設備を配ってから言ってほしい。

また、スクランブルを導入した場合、どうしても「よく見られる」番組に偏り、内容が画一化していく懸念があり、結果として、視聴者にとって、番組視聴の選択肢が狭まって、放送法がうたう「健全な民主主義の発達」の上でも問題があると考えます。

わからない。スクランブルを導入することと番組の内容が偏ることは全く独立した事象なのに何を言ってるんだ?

現に民放はスクランブルを導入していないにも関わらず、よく見られる番組に偏りがちだ。それに現在のNHKだって番組の内容はNHKの一存で決まっているわけで、将来にわたって視聴の選択肢が狭まらないという保証はない。そういうのはスクランブルをしない理由ではなくNHKの運営理念で語ってほしい。

それにそんな崇高な理念があって実行できているのなら、報道番組で誰が見ても明らかな悪意のある編集はしないはずだ。今すぐお詫びと訂正を緊急放送してほしい。

それはまあ権力のある人がこれはダメだねと言わないと変わらないだろうからいいや、饅頭は酒まんじゅう派? 麦まんじゅう派?

私は酒まんじゅう派。

生地がしっとり、しっかりしたのが好き。

つぶあん、こしあん問いません。

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