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「未知なる生物界への扉!階段に現れる虫たちの謎解き」8 ササキリ

あなたの住まいの階段を使って新たな冒険に出発しませんか?

私は健康のために階段を使っていますが、階段で目を凝らすと、ふと動く小さな虫がいることに気が付きます。そして昨日いた虫は何処かへ行き、別の虫が現れ、入れ替わっていくのです。

実はこの無機質な階段には驚くべき生命の多様性があります。

本記事では、私たちの日常生活に潜む小さな虫を探索し、階段に毎日現れる虫の正体に迫りたいと思います。

この階段は普段から清掃しており管理が行き届いています。

従って、遭遇した虫たちはイレギュラーに迷い込んでいることがほとんどです。

ですので、本当に次にどの様な虫が迷い込んでくるのか予測が全くできません。

前回はナミテントウムシでしたが、今回はどの様な虫に出会うのでしょうか。

いつもの様に階段を降りていくと、今度は小粒ではなく緑の足の長いヤツが、そこにいました。

あっ、これはバッタの仲間だ。

ただ、子供の頃によく捕まえていた、ヒシバッタ
背中に小さなバッタを乗せている、オンブバッタとは見た目が違います。

羽が長い

うーんこれはなんだろう。いつものように写真を比較をしてみると、
どうやらササキリの仲間のようです。何種類かいるようです。

候補に上がったのはホシササキリオナガササキリです。一体どちらでしょうか。写真から産卵管がないので雄なのはわかりますが・・・

「水田に見られる直翅目害虫の見分け方」に特徴に関する記述がありますが、私はホシササキリではないかと考えます。
前翅は細長く,径脈に沿ってその後 方に数個の亜方形の暗色紋を配列する。この並びの先には,さらに数個の小形不正形 の暗色紋を配し,ときには中脈の基部後方 にも数個の暗色小紋がある。これらの暗色 紋が本種の種名の由来となった。」とありますが、写真から前翅が黒ずんでいることはわかりますが暗色紋なのかどうかがよく分かりません。
一方オナガササキリには前翅がそもそも暗色にならないことから、おそらくホシササキリではないでしょうか。

https://www.jppn.ne.jp/jpp/s_mokuji/19841209.pdf

ホシササキリ 2023年6月19日撮影

日当りの良い草原、荒れ地に棲む。概して草丈の低い環境を好む。海岸線や市街地近くの芝地に特に個体数が多い。

主に昼間「シリリリリ……」と鳴くが声が非常に小さい上すぐ鳴き止むため気づかれにくい。

ウィキペディアより引用

ササキリの由来について
名前の由来は笹にすむキリギリスで「ササキリ」となったそうです。

バッタの仲間はおおむね緑色をしているので、階段のような白色やベージュ色のところに迷い込むとむしろ目立ってしまい、天敵の鳥の餌食になってしまうのではないかと思います。

写真をよく見ると触覚の一部が折れているようにも見えますので、
もしかしたらすでに天敵から攻撃を受けていて思わず階段に逃げ込んだ可能性もあります。

いずれにしても白基調の階段では目立ちます。早く同じ色の植物へ避難したほうがよさそうです。

バッタの仲間は初登場でした。種類が多くて見分けるのがむつかしいです。

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