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アドリブで1分間話せるか【アナウンサーのすごい技術】

「もうすぐ54分になるところです……ん?あと1分もあるようですね⁈」

朝のラジオでアナウンサーの慌てた声が聞こえてきた。

どうやら、尺出しのミスで1分早くキューが出されてしまったようだ。


1分という時間は、沈黙を埋めるには長く、小話をするには短い。



どうするんだろう…と、
私も一緒に緊張してしまった。


すると、男性のアナウンサーはおもむろに

「アオサギで思い出しました…」

と直前のお便りの内容を引き合いに、話出しました。

私は船釣りが好きなんですけれども…

江ノ島に釣船で戻ってきた時に、
漁港に、アオサギが、待っているんですよ。


何を期待しているか、分かりますよね?

釣れた魚を期待していると思うんですが、

みんなの所に寄っていくにも関わらず、
私の所とは、目も合わせようとしない。

そのアオサギ君。
なんでかなぁ〜…

そりゃそうだ。

今日私は1匹も釣れてない。

アオサギはそれをたぶんね、野生のカンで感じ取ったんじゃないかな。

すごいですよね。

木も生き物も、人間よりも優れた能力をたくさんもっている…というふうに思っています。

今度こそ、6時54分になります。

ピッタリ1分で話したんですよ。
思わず心の中で拍手しちゃいました👏👏👏


話の内容も絶妙で、ほっこりするような自虐ネタで、最後に今回のテーマを持ってきて締める。

そのアドリブで、ミスを感動に変えてしまいました。


自分でも使えそうなテクニック

私は突然の会話や雑談って超〜苦手なんです。でも、今回の会話のパターンで少し取り入れられそうな部分がありました。

「◯◯で思い出したんですが…」と
前の人が言った内容から話し出す。

まったく違う話をするのではなく、関係あるワードから話し始めると安心感がありますし、興味を持って聞けます。

ほっこり系の自虐ネタのストックをもつ。

深刻な自虐ネタではなく、ふふっとなる程度のエピソードを忘れずに自分の中にストックしておくといいですよね。私は自分の自虐ネタを家族に一度話して反応を見てから職場の人に話すようにしています(笑)

楽しそうに話す。

声のトーンって大事だなと感じました。感情がのっている声というか…。アナウンサーの方、すばらしいです。


以上が、自分でも短い雑談で使えそうなテクニックでした。



今回のアナウンサーさんの実際の音声が
聞き逃し配信で聞けますので、ぜひお聴きください♪
リンクを貼っています👇

ラスト2分くらいのところからです。

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