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自作パソコン メモ

はじめに

前から「流星のロックマン」を配信するために,パソコンを組みたいなと思っていました.

いろいろ調べると,今は様々なパーツが存在しているため,調べているだけで結構楽しいです.

しかし現在は,新しいパソコンを調達する気になれないでいます.

理由は,所持しているノートパソコンが健在で,コストをかけて新しくパソコンを調達する意味が,あまりないと思っているためです.

配信したところで…という気持ちもありますし,最低限録画をして動画投稿できているので,もうこれで良いのでは?,と満足している自分がいます(笑).


このままでは,自分で調べたことが無駄になりそうな気がしたので,一応記事にまとめておこうと思いました.将来の自分や,自作パソコンを作ろうとしている人たちのためになれば,うれしいですね.


※私は性能の高い製品をあまり調査していないため,ここで紹介する製品は必然的に,性能がエントリークラスからミドルクラスのものになります.


※中古パソコンの情報

コストをあまりかけずにパソコンを作る方法として,中古でパーツを買う,また,企業で使われた中古のスリム型(高さがあり,幅が短いパソコン)にグラフィックボードを追加する の二つが挙げられます.


中古でパーツを買うとき,SSD(HDD),グラフィックボードと電源ユニットは止めておきましょう.特に電源ユニットは一番壊れやすいので,新しいものが無難なようです.


企業系スリム型パソコンで気をつけることは,電源ユニットの容量です.

企業系スリム型パソコンは,グラフィックボードを搭載しない前提で作られているので,インターネットでパソコンの説明書を調べて確認したほうが良いと思います.

おそらく中古のスリム型を買う人は,ローエンドのグラフィックボード(ロープロファイル対応)を使うと思うので,電源容量は250 [W]~300 [W]あれば十分です.210 [W]くらいだと余裕がないと思います.NECのスリム型パソコンは,電源容量が少ない印象です.

ロープロファイル対応のグラフィックボードは,RX6400が低めのTGPであるため,オススメです.ただし,RX6400はエンコードできないので,クリエイティブ系に不利となります.ゲームをするだけなら,大丈夫です.

エンコードをしたいなら,GTX1650 か ARC A380を選択しましょう.もしARC A380を選ぶなら,CPUが resizable bar に対応しているかを確認したほうが良いです.resizable barを有効にできるかできないかで,ゲーム性能に差がでます.


中古パソコンで気をつけるポイントは,あと一つあります.Windows11問題です.

Windows11に対応していないCPUを買うと,Windowsのサポートを利用できる期間が短くなります(2025/10/14まで).

Windows10のサポートが終了するまでのつなぎにする,また,LinuxのOSを使うから問題ない という人は,気にする必要はないと思います.



CPUとマザーボード

CPUは,IntelかAMDのどちらかを選択することになります.

マザーボードの価格を考えると,AMDのほうが費用を抑えることができます.「A520 AM4 MicroATX」のマザーボードは7000 [円]です.安い!

一方で,最新のAM5のマザーボードは高いです.無理してZEN4のCPUを買う必要はないでしょう.しかし,「Ryzen 5 7500F」が気になる存在ですね.


AMDのCPUでコスパが高そうなものは,「Ryzen 7 5700X(26,000 [円])」でしょうか.グラフィックボードのボトルネックを気にしないなら,「Ryzen 3 4100(7,000 [円])」や「Ryzen 5 4500(10,000 [円])」も安くて良いと思います.

あと,これらのCPUはTDPが65 [W]と低いため,発熱があまりない点も評価できます.


IntelのCPUは,「i3-12100F(14,000 [円])」で十分です.グラフィックボードのボトルネックを気にするなら,6コアの「i5-12400F(23,000 [円])」を選択しましょう.

CeleronやPentium Goldは止めたほうが無難です.12世代の i3が強すぎるんですよ!

「i5-13400F(32,000 [円])」はi5なのに高いので,微妙な立ち位置です.5700Xのほうが,幸せになれると思います.Ryzenの値下がりがすごいです.


マザーボードは安いものから高いものがあるので,好きなものを選びましょう.目的の端子があるなら,要確認です!



CPUクーラー

エントリークラス(性能が低め)のCPUなら,付属しているリテールクーラーで十分だと思います.私は,リテールクーラーの見た目が好きではないため,CPUクーラーを別途購入したほうが良い派です.

CPUクーラーは,サイドフロー型が無難です.トップフロー型よりもCPUを冷やせる傾向にあり,PCケース内の空気の流れ(エアフロー)も良くなります.

PCケースによっては,トップフロー型しか入れられないものもあるので,有効なCPUクーラー長を確認しておきましょう.

CPUクーラーで有名なメーカーが,DeepCoolです.最近では,CPU温度等をCPUクーラー上にデジタル表示できる,「DEEPCOOL digital」が登場しています.面白いですね.

AK400(3,000 [円])が安くて冷えることで有名ですが,個人的にはAK500(7,000 [円])を推したいです.

ファンレスCPUクーラーとしても運用できるため,より静音性を高めることができます(biosでCPU温度が70 [度]になったとき,ファンを回す という設定にする).


DeepCool以外なら,Scytheでしょうか.JF13K(8,000 [円])が面白いトップフロー型のCPUクーラーです.



グラフィックボード

性能順に並べると,下のような感じだと思います(RX7600付近は接戦なので,用途で入れ替わる可能性あり).

GTX1630 < GTX1650(GDDR6)= RX6400 < GTX1660Super < RX6600 < RTX3060(12GB)≦ RX6650XT < RX7600 = RTX4060 < RTX3060Ti


GTX1630でゲームをすることはオススメできません.動画エンコード用ですね.NintendoSwitchのゲーム画面をパソコンに映して配信する といったことはできるかもしれないです.定価で買う価値はないので,買うなら約12,000 [円]のときだと思います.


GTX1650(GDDR6)やRX6400から,ようやくパソコンでゲームができる感じです.価格は約20,000 [円]します.GTX1650は同名のものが4種類も存在するので,買う場合はよく見ましょう.GDDR6のものを買っておけば,良さそうです.

GTX1650はゲームをしながらハードウェアエンコードで配信するのは厳しいので,配信をするならソフトウェアエンコードで行いましょう(RX6400はそもそもハードウェアエンコードができない).

 

GTX1660Superはゲームをしつつ,ハードウェアエンコードができるものだと思います.25,000 [円]なら候補になります.30,000 [円]を出すなら,RX6600のほうが良いです.


RTX3060(12GB)はメモリ容量の大きさから,AIの画像生成やVRに強いです.価格は約40,000 [円].ゲーム用途なら,同じ価格帯のRX6650XTのほうが強いです.ただし,レイトレーシングを使う場合は,RTX3060一択となります.

間違ってもRTX3060(8GB)を購入しないように,気をつけましょう.


RTX4060は,ワットパフォーマンスが素晴らしいです.TGPは115 [W]で,RX7600のTGPである165 [W]と比べると,低さが目立ちます.最近はRTX4060の価格が44,000 [円]になっているため,RX7600よりもRTX4060のほうが優秀です.

RX7600は,Steel Legendから白くてファンが光るグラフィックボードが発売されているため,見た目を重視するなら選択肢になります.


グラフィックボードを縦置きしたい場合は,PCケースに垂直マウントがあるものを買うか,「Vertical Graphics Card Holder Kit V3」のような後付けのものを買いましょう.

グラフィックボードを縦置きすると,PCケース内のエアフローが悪くなるので,ケース内の温度が高くなる可能性があります.それによって,パソコンのパーツの寿命が縮むかもしれないので,注意しましょう.



SSD(HDD)とメモリ

あまり調べていないです(汗).SSDは「Samsung 980 PRO」が速いということは知っています.

メモリは16 [GB]が普通らしいです.予算があるなら,32 [GB]にしましょう.



電源ユニット

ファンを制御できるものもあるので,静音性を気にするなら厳選しましょう.



PCケース

小さいケースよりも,大きいケースのほうが良いと思います.

CPU温度が高くなりにくく,拡張性(パーツ選びの自由度)が高いので,長い目で見ると,大きいほうが総合的に良いでしょう.


私が好みのケースは「xpg valor air jp2」です.

ケースファンが四つ標準搭載されているので,コスパは良いと思います.付属ファンは光りません.

下面にもファンをつけられるみたいなので,ケースファンを最大八個搭載できます(下の動画で実演していました).

(2023/09/29 視聴可能)


光るケースファンは「DeepCool FC120」が良さそうに見えます.配線がラクみたいです.



OS

Windows10のサポートが終了するまでは,慣れ親しんだWindows10で良いと思います.



もし今の自分が自作するなら

無難な構成として,TDPが低くく性能の高い「Ryzen 7 5700X」,TGPが低い「RX6400」とファンレス運用可能な「AK500」を選択します.消費電力を減らす,つまりPCケース内部の発熱を減らして,静音性を高める感じです.

グラフィックボードでエンコードができないため,エンコードはCPUに任せます.八コアのCPUなら,ソフトウェアエンコードで配信できるでしょう(多分).

ソフトウェアエンコードを使ったOBSの配信に求められる,最低限のCPU性能はどのくらいなのか,正直よく分からないです.そのため,できると断言はできません.


見た目に全振りするなら,それなりの性能を持つ「Ryzen 5 4500」,ファンが光る「RX7600_Steel Legend」と「JF13K_WH」を選びます(CPUとグラフィックボードはボトルネックを起こすと思いますが,CPU性能を上げる価値はないと判断).ケース前面のケースファンも当然光らせます.

グラフィックボードを縦置きして,光るファンを八つ拝みましょう!ロマンですね~.(サイドパネルと前面パネルが同時に見える角度から見る.)

PCケース内の温度が大変なことになると思いますが,魅力的なカスタマイズだと思います(実際に部品が干渉せず,実現できるかどうかは不明).



おわりに

パソコンのパーツは,どんどん新しいものが発売されるので,この記事に書いたことは,いずれ使い物にならなくなるでしょう.

しかし,将来どの製品が良いか迷ったとき,比較基準として役に立つと思います.



以上.

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