図1

チームで満たすプロダクトマネジメントのスキルセット

この記事がとても良かったのでこれに関連して最近考えているPdMの育成について少し書いてみます。

↑この記事、気になった人は是非読んでみてください。私は会社のPdM陣全員にオススメしました。​

PdMのスキルセットに言及するために、プロダクトマネジメントトライアングルを私も良く使っていますが、この記事ではそこからもう一歩踏み込んで

1.Project Management
2.Development
3.Design
4.Growth
5.Business
6.Domain Knowledge

の6つの指標に分けて、各項目を1~5のスコアで点数化しています。

スコアのつけ方も具体的でわかりやすく、採用・評価・育成に今すぐ使えそうなフレームワークでとても良いと思いました。

※プロダクトマネジメントトライアングルに関しては以下の記事がおすすめです

とは言え、ハードル高くない?

この6カテゴリのうちどこかに強みを持ちつつ、他も同時に強くしていこうぜという方向性には大賛成なのですが、いきなり全部を求めるのはハードルが高いのも事実。

なので、自分がPdMをやるときも、人に任せるときも複数人で6つのカテゴリを満たすということを最近は考えています。

たとえばエンジニア出身の新人PdMにプロダクトを任せよう!としたとすると、スキルマップはこんな感じになります。

図1

とても不安ですね。

なので、相方としてUX設計に強くプロダクトグロースの経験もあるデザイナーさんにチームに入ってもらい、スプリントごとにビジネスとドメインの知識を豊富に持つビジネスサイドのメンバーにレビューをもらうことにします。

そうすると、チームとしての能力の合計値は以下のようになります。

図2

これでなかなか安定したプロダクト運営が出来そうです。

強み弱みを認識して補完しあえるチームを作ろう

デザイナー出身のPdMであればエンジニア出身のプロジェクトマネージャと組むなど、他にも色々パターンがあるかと思います。

また、時期ごとにタイプの違うPdMをアサインすることでプロダクトの強みを意図的に作っていくのも面白いかもしれません。

我々ハウスマートの運営しているカウルでは、初期3年ほどはエンジニア出身の私がPdMを担当し、今はデザイナー出身の @remmyfurusato にPdMをバトンタッチすることで全体のUXの底上げとKPIのグロースに成功しています。

どこの組織でもPdMの育成は難しいと言われています。

このフレームワークでスキルを可視化することで、自己認識とチーム内のお互いの認識が揃い、互いに補い合いつつ高め合うような運営ができると素敵だなと思いました。


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