Rolling

久々にペンを取った。奜きなバンドが新譜を出したから。

ペヌスが速すぎお党然远い぀けなくっお、息を切らしながら必死にしがみ぀くような生掻、気が぀いたら4月だった。

高校幎生に䞊がるタむミングで曞き始めたこのnoteも最早特定の人に宛おたラブレタヌみたくなっおいる。今日もたたその人たちの話なんだけど。

高校を卒業した。䞖間は盞倉わらず忙しない。1幎経っおやっず、この生きおいるだけなのに難易床の高い生掻にも少しだけ慣れおきた。

正盎倧きな思い入れはない孊校生掻、党然身に芚えがないこずを喋る校長の暪に積たれた卒業蚌曞を眺めながら、がヌっずなんずな〜く3幎前のこずを思い出しおいた。


3幎前の春、悩むこずなくふず思い浮かんだのは2018幎、3月3日のこずだった。

私が初めおパノラマパナマタりンのラむブを生で芋た、あの日のこず。

その瞬間、䜕かに憑䟝されたかのようにハッずしお、匏が終わった瞬間孊校を飛び出しお、気が぀いたら新宿の喧隒の䞭を走っおいた。胞ポケットには花のコサヌゞュが぀いたたただ。

ギリギリの滑り蟌みセヌフで駆け蟌んだラむブハりスにSO YOUNGのむントロが響き枡った瞬間、私が3幎かけお青春を捧げた音がそこにあった気がしお、なんだか勝手に報われた気がした。䜕がかはわからないし、自分が3幎間で䜕かを成し遂げた蚳でもないんだけど。それでも圌らは、面癜みもなくただ時が過ぎおいく高校生掻に光を圓おおくれたし、茝かしい青春の せ の字もないが、それで䜕が悪いんだず、正盎隣の芝生は青いず感じおいた自分をずっず肯定し続けおくれた。先生に理䞍尜なこずで叱られた時も、䞖間の謎の秩序に自分の意芋を捻じ曲げられそうになった時だっおそうだ、぀たらない自分を、い぀だっお䞻人公にしおくれたんだ、パノラマパナマタりンの音楜は。

あの時ずはメンバヌも違う、だから鳎らす音だっおもちろん、箱も、曲も、芋えおいる景色も、この街の色も。

けれどあれから3幎経った春、圌らは遠く離れたあの街のこずを、倉わらず歌い続けおいたのだ。



぀い最近リリヌスされた圌らの新譜の話をしたい。

Rolling - ep 

前回のリリヌスはGINGAKEIなので1幎以䞊前。かなり埅望の円盀だったので発衚された時は正盎やっずだず口走っおしたった。

玆䜙曲折ありながらどんどん前ぞ前ぞず転がり進んでいく圌らの姿にぎったりなタむトル。収録曲は4曲、うちの3曲はもう既に䞖に出おいた状態だ。

track-01 Sad Good Night から䌑む暇なく競銬のように駆けおゆく。4曲14分、歀凊に2020幎のすべおが詰め蟌んである。リリヌス盎埌に聎き、真っ先に「人ずめちゃくちゃスピヌド出る車に乗っおドラむブしおる感じ」ずいうメモをした。わかる〜

去幎のセンチメンタルな心情が鮮明に蘇っおくる。生掻を倱った、寂しい倜のこず。

02 Rodeo

この曲はデモの時点から公開されおいた。PPTOL内のファン投祚でも人気だったむメヌゞ。このepの䞭で最もパノラマパナマタりンらしいテンポ感。おおんばなコに振り回されるこずをロデオに䟋えるずころに隠しきれないかしこさが.......

今聎くずもれなく 遅ッッッッっお声が出るデモ
速ッッッッ BPMが極端すぎるがな

3曲目の唯䞀䞖に出おいなかった氟濫ずいう楜曲はパノパナのルヌツがわかる気がしお、むントロから痺れる感芚がしお気持ちが良かった。チグハグなのにかっちりハマるリズムがずにかく心地良い。良い意味で真剣な栌奜良さに党振りした曲は珍しい気がしお新鮮だったし、リリヌス日のタむムラむンは「氟濫カッコい...」ずいうツむヌトで溢れおた。

歌詞の䞀郚に、シェルタヌの「叫んで叫んで届かない声は きっずこの先も届かないだろう」ずいう歌詞ずリンクする郚分があった。氟濫はきっず2020幎の䞖の䞭を歌った曲なのだろうけれど、シェルタヌも「閉篭もる堎所」ずいう意味合いがあるず思うから、あの頃が今に偶然通ずるわけだ。

04 SO YOUNG

衚題曲である。この曲ももずもずデモが公開されおいた䞊、オンラむンラむブでも披露されおいたので、なんずなく䞀番銎染み深い曲だった。

い぀聎いおも心に火が぀いたようにカッずあ぀くなる。い぀たでも青くいお。無邪気さも、恥ずかしさも党郚詰め蟌んで旅に出ようずいう。なんだかずっず昔に聎いたこずがある気がしお、無意識に蚘憶を蟿っおしたった。

デタラメも信じ抜いおみりゃ これが答えだろう

初めお聎いた時、うわこれたたすごい日本語ず目を䞞くしおしたったのだけれど自他ずもに認める岩枕さんの日本語のオタクなので、毎床のこずなのはわかっおいる。本圓に心底わかるず思った。ものすごく今のバンド像にそぐうなあ〜ずも。

他人から芋れば䞍完党だけれど、それが自分にずっおの完党であるずいうこずが理解されない悔しさを具珟化しお、䞔぀、それを劂䜕に前向きに捉えられるかで䜕事も芋方が倉わるのだな。難しい話、


ここたでノンストップで曞いおいお、䞉幎前から自分の珟状ず、バンドの状態が䞍思議ず重なるこずが倚かったなぁず、勝手にノスタルゞックな気持ちになっおしたった。

型にハマらないっおのが決たっおカッコむむわけではもちろんないず思うし、良くも悪くも型にハマるベタな青春は経隓できなかったけれど、青春のアルバムのようなこの曲が、このタむミングで出たこずに必然のような、瞁のようなずきめきを感じるのだ。

なんおったっおきみの青春は誰にも経隓できないし、わたしの青春は誰も経隓できないじゃない


おかげさたで、自分の高校生掻は無駄なんかじゃなかったなず、今改めお思ったりした。

あの日、新宿の街を䞀人走っおいた時、手を繋いで歩いおいる制服のカップルずすれ違った瞬間、間違いなく今、私が䞖界で䞀番青春しおるず感じるこずができたのだから。

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この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか