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からくり時計修理記録「RE701G」

  2021年8月末にこんな時計をお迎えしました。

服部セイコー製
【TimeTheater】RE701G

毎正時に扉が開き、中の人形がウェストミンスターチャイムを演奏するからくり時計です。

故障品で残念ながらこのまま電池を入れても動きません。
私の技量でどこまで直せるか分かりませんが、やれるだけのとこまでは直していこうと思います。

 背面の扉を開くと電源部と各機能の調整部が出てきますが、ご覧の様に電池の液漏れによって所々腐食しております。
 他にも故障があるかもしれないので一旦バラしていきます。

分解

ケースだけで12パーツで構成されております。

 脚から順番にネジを外していきます。
 総重量9.2kgでパーツ1つ1つが重厚なので分解だけでも一苦労です。
また人形を前後させるための装置を外す部分でかなり苦労します。(コネクタを外すのが難しい…)

 ケースは、天板と床板で側面部を挟み込むような形で構成されております。
※厳密には、左右の板で前後のパネルを挟んで、天底で左右の板を挟んでネジで固定しています。

上から、制御基板と光センサー・時打用ベル・ムーブメント・チャイム装置

 中身はこんな感じです。
続いて人形部

真ん中の人形の眉毛が溶けています。

 保管場所の問題なのか分かりませんが、かなり色あせています。
 再塗装も必要そうですね…
 県内の身近な知り合いに塗装やっていた方が居ないので、この機会に塗装も勉強しようと思います。

 一通り分解して、修繕が必要な場所は以下の通り。

  • 電池ボックスの錆取り

  • 電池ボックス周辺ケーブル交換

  • ムーブメントのオーバーホール

  • ステージ前後装置の調整

  • 人形再塗装

  • 時打装置の調整

…こんな感じでしょうかね。
目検討ですが、基板側に問題なさそうです。

修理

電池ボックスの配線図を作ります。
これが無いと後々苦労します…

そしたらトンテンカンカン

ジャブジャブ

流石に疲れたので一旦組み上げ、ステージ装置が上手く機能しないので、また時間を見つけて直していきます。
扉は開けたままで止めてます。

まずはここまで。
※更新時はこのページに直接追記していきます。


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