マガジンのカバー画像

Heavy Rotation

140
好きでよく聴いているミュージシャンを紹介。ほとんど自分のためのメモかもしれないけれど。 耳もあまりよくないし、知識も少ない、語彙力もない、なので、基本YouTubeやSpotif… もっと読む
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

上原ひろみ:Beyond Standard

一昨日の雑記帳でちょっと触れたが、映画 "BLUE GIANT" の楽曲を上原ひろみが手掛け、そのサウンドトラック・アルバムがリリースされた。 映画も原作漫画も見ていないが、アルバム・ジャケットから雰囲気が伝わって来るし、彼女らしい力強いエネルギッシュな曲で気に入って聴いている。再掲しておこう。 上原ひろみは好きで以前からよく聴いている。2008年のアルバム Beyond Standard あたりで初めて聴いたように思う。バークリーを最優秀で卒業、アメリカの名門ジャズ・レ

サマラ・ジョイ Samara Joy "Sweet Pumpkin"

今年のグラミー賞では、ビヨンセが4つの賞を受賞し、累計受賞数32で歴代の新記録となり、BTSが受賞を逃す、内田光子が受賞を逃す、宅見将典の "Sakura" がグローバル音楽アルバム賞を受賞などいろいろ話題になっていた(*1)。 その中で、これまで何度か紹介してきたサマラ・ジョイが Best New Artist と Best Jazz Vocal Album の2つの賞を受賞して嬉しい限りだ。 ジェラルド・クレイトンのピアノとのデュオの "Sweet Pumpkin"が

トリロク・グルトゥ Trilok Gurtu "God Is a Drummer"

トリロク・グルトゥを初めて聴いたのは、1989年のジョン・マクラフリンのトリオでの演奏だ。私の宝物のアルバムの一枚だ。 絶版になっているのか、Amazonのリンクを貼ったが中古でのみ入手可能なようだ。Spotifyでも見つからない。素晴らしいアルバムなのに惜しいことだ。 このCDとは別のステージだが、同じトリオのライブがYouTube動画で上がっているのを見つけた。以前に雑記帳に貼ったような憶えがあるが再録しておこう。 ジョン・マクラフリンの超複雑・超高速かつ正確でエネル

マダガスカルの調べ・3:ラコト・ザフィ、ラコト・フラ Rakoto Zafy, Rakoto Flah

35年くらい前、大学生だったころにマダガスカルの音楽に惚れこんでレコードを探して何枚か入手して愛聴した。そのうちの一枚が、 ラコト・ザフィ(Rakoto Zafy)によるヴァリハ (Valiha) の演奏だ。ヴァリハといえば竹の筒の周りに複数の弦が張ってあって両手でつまびく箏のような楽器だが、このレコードジャケットの絵では、半円筒の蓋がついた割合大きい箱の側面に弦が張ってあるようだ。共鳴胴が大きいからか、ヴァリハの音の線が太く力強いく感じる 素朴な音色のヴァリハもいいし、パ