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Heavy Rotation

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好きでよく聴いているミュージシャンを紹介。ほとんど自分のためのメモかもしれないけれど。 耳もあまりよくないし、知識も少ない、語彙力もない、なので、基本YouTubeやSpotif… もっと読む
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2024年3月の記事一覧

ノラ・ジョーンズ:Norah Jones "Visions"

今年の3月の初めにノラ・ジョーンズがアルバム "Visions" をリリースした。 去年から Pod Cast でいろいろなミュージシャンとの共演を配信したり、年末にはアイスランドの新進女性ボーカル・レイヴェイとのクリスマスソングをリリースしたりして耳にする機会が増えてきた。ただそれだけに単独のアルバムはまだまだ先なのだろうな、となんとなく思っていて、このアルバムがリリースされたときは少々驚いた。 どちらかというと力が抜けた感じの12曲でトータル45分、シンプルで軽めのア

Paul Simon: Simon &Garfunkel "Bridge Over Troubled Water"

"Bridge Over Troubled Water" 「明日に架ける橋」は、あまりに有名なタイトル曲と "El Condor Pasa (If I Could)" 「コンドルは飛んで行く」、 "The Boxer" 、コミカルな "Cecilia" などのヒット曲の他、佳曲が揃っており、全曲が丁寧に作りこまれ、S&G の様々なスタイルを網羅しつつ、アルバム全体の統一感もある素晴らしい出来のアルバムになっている。 このアルバムは、S&Gのいいところを総合して余すところなく

ブイカ:Buika "Mi niña Lola"

先々週に、オフェル・ロネンとララ・タマルのアルバム "Duo Andalus" について記事にした。 このアルバムで特に印象に残った一曲が、"Mi niña Lola" だった。聞き覚えがあったからかどうか、気になってふと調べてみると、スペインはマヨルカ島出身の女性歌手コンチャ・ブイカ(Concha Buika)の歌だった。 これは驚いた。これほど素晴らしい歌手を知らなかっただなんて。 この曲は、2006年リリースのアルバム "Mi niña Lola" のタイトルトラッ

オフェル・ロネン & ララ・タマル:Ofer Ronen & Lala Tamar "Duo Andalus"

イスラエル出身でスペインを拠点に活動しているオフェル・ロネンが、イスラエルの女性歌手ララ・タマルとアルバム "Duo Andalus" をリリースした。この2人はだいぶん前からデュオで活動しているようで、以前からYouTube の動画でいろいろ視聴していた。だから聞き覚えのある曲も含まれるが、改めて新鮮で何度も聴いた。 フラメンコギターとフラメンコのリズム、そしてモロッコの音楽、そしてララ・タマルの歌唱力が溢れる中東のメロディと歌、これらが融合してとても面白い音楽になってい

Paul Simon: Simon &Garfunkel 1968 "Bookends"

S&Gのアルバムは、サウンドトラックの "The Graduate", ベスト盤の "Greatest Hits" を除くと 5枚しかない。 "Wednesday Morning, 3AM" (1964年) "Sounds of Silence" (1966年) "Parsley, Sage, Rosemary and Thyme," (1966年) "Bookends" (1968年) "Bridge Over Troubled Water" (1970年) 前回、この