今日はいろんなところでお祭りだったらしい。

何年ぶりかの
隅田川花火大会は今日だったんだって。
浴衣を纏った可愛い女の子たちが
駅に向かって歩いているところを見た。

わたしはとても
幸せな気持ちになれた。

いってらっしゃい。
そんな気持ち。

お祭りなど
最後に行ったのはいつだろう。

曖昧な記憶を遡る。

たぶん
三男が六年生の夏祭り。
監視がてらお祭りで他のママたちと飲んだのが最後かな。

お祭りなんて
暑いし混んでるし
行きたくないもん。

そんななか、
仕事が立て込んでいるはずの同居人から
夕方までには帰るからと連絡が。

近所の自治会が主催している盆踊りのお祭りを
見に行くことになった。

せっかく同居人と行ったというのに、
小学生の男子らががちゃがちゃ楽しんでいるのを見て昔の子供らと重なり
何故か涙が止まらなくて。

涙もろくなったのも
元気なよそのこどもらの姿を見て愛おしくなるのも
自分が歳を重ねたことの証のようで。

となりに
同居人が笑っているのも
これまた
なんの奇跡なんだろうと。

毎日毎日暑くて
暑いねーって言いながら過ごすことも
あと少しで終わっちゃうんだろうな。

何年振りかの夏祭り。
とても貴重なものとなりました。

また来年。