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ごきげんロックシコード

こんにちは。
今日は、Mandrake Memorial とロックシコードについて書きます。

中学生のころ、サイケデリックに漬かっていたころ、インターネットラジオ"Technicolor Web of Sound"から聞こえてきたのが最初の出会いだったと思います。

1967年、フィラデルフィア発のサイケデリック・ロックバンド。
ドアーズなど様々な有名バンドの前座をつとめたり、アルバムも3枚発売したりするなどそれなりに活躍していた様子ですが、短命であり知名度がいまいちな気がします。

そんな彼らを語るうえでの重要なキーワードは「R.M.I Rock-Si-Chord」でしょう。1967年にアメリカの楽器メーカーが作った、ハープシコードの音などが鳴らせる電気ピアノ。似たものに「R.M.I. Electra Piano」がありますが、これはロックシコードの後継機に位置するもので、たとえばGenesis("Supper's Ready"が分かりやすい)で聴くことができます。

そんなR.M.I社の電気ピアノを、ほぼ試作品の段階から使うことができたバンドがこのMandrake Memorial 。セカンドアルバムまでは、大体どの曲を聴いてもこれの音が前面に押し出されています。

とりあえず聴いてみてください。

のっけからごきげんなキーボードの、"Bird Journey"

マイケル・カックがよく回る指で対位法ロックを奏でる"Last Number"
1分すぎからの演奏が素晴らしい。

おわり。

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