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H4.タブレット持ち帰り!


ご覧いただきありがとうございます。

はるまき🗣️小学校教師 です。

みなさんの自治体では,タブレットの持ち帰りが許可されていますか?

このnoteをご覧になっている方の中には,『タブレットの持ち帰りをさせたいけど,怖いし,何から始めれば..』という不安や悩みを抱える方もたくさんいるのではないでしょうか。🥲

そこで今回,私が持ち帰りを始めた際に何を準備し、どんなルールを設けたかなどをお話させていただければと思います。

それでは一緒に見ていきましょう!😊

事前準備

①3点セット

まず,大前提として,私の学校では,児童と教員に一人一台Chromebookが配布されています。これを踏まえたうえで,事前準備のお話をしていきます!

準備する物は..

⭐️タブレット
⭐️タブレットを入れる袋
⭐️タブレットの充電器

の3点です。

タブレットの袋は安めのものを学校全体で一斉購入してもらいました。

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②保護者への通知

タブレットの持ち帰りというのは,保護者の理解と協力も必要になります。今までの形態と変わるわけですから,保護者も不安になりますよね。🥲そこで,保護者から質問や声を直接聴けるように,私は,学級懇談会の場を活用しました。

私がそこで訴えたのは,

(a)形態がタブレットに代わることでの利便性
(b)学力につなげる意図だということ
(c)管理をしっかりしていくこと

の3つです。

管理職にも一緒に説明していただいたことで,

ありがたいことに保護者のご理解をいただきました。ここは、一緒に教育委員会の方とも考えたので、入念な準備をした方が良いです。😓

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③ルールを設ける

私のクラスでは,そのときの実態によってルールを加えたり,削ったりと子どもと一緒に考えて臨機応変に対応してきました。皆さんのクラスの実態とも異なるので,私のクラスのルールの中でも特に不変的で軸となったルールをお伝えします。

私のクラスの持ち帰り時のルールは,

(a)人を不快にさせる行動は絶対NG
(b)あくまで,タブレットは学力を向上させる道具
(c)連絡をみたら基本,返信をする。

の3つです。

(a)人を不快にさせる行動は絶対NG

これは当たり前ですが,情報モラルにもつながる話です。非言語情報が少なくなるインターネット上で,『自分が○○という発言したら..友達は..』や『自分が△△みたいなことをしたら..友達は..』と自分が他の人にどのように見られるかをメタ認知するように指導しました。

(b)あくまで,タブレットは学力を向上させる道具

タブレットを持ち帰ることに対して,子どもはうれしくてタブレットでわちゃわちゃ遊びたくなるでしょう。だからこそ,そこを逆手にとるんです!

私は,そのとき「タブレットで起こした行動は全て先生も見れます。そして,タブレットは遊ぶものではないので関係のないサイトや動画は見ないように。でもワクワクするよね?だから,今日はストップウォッチで時間を図りながら勉強してみようか!こんな風にタブレットを上手に使えば,もっとみんなは賢くなるよ!🙂」と声をかけました。

この声がけあるかないかで,子どものタブレットの意識も変わりますし,家での子どものタブレットの扱い方を見て,保護者も安心することでしょう。

(c)連絡をみたら基本,返信をする。

返信をするシステムを確立すると,クラスルームを開く習慣がつきます。


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実際に試してみる


①持ち帰り1日目

では,実際にどのように持ち帰りを開始したかをお話します。
1日目にやったことは..

(a)ランドセルの中身を共通理解
(b)勉強時間を測る
(c)クラスルームの連絡に返信

の3つです。

(a)ランドセルの中身を共通理解

タブレットを持ち帰ることは、物理的に子供達にとってかなり負担になります。😓

そこで、置き勉をしていいものをあらかじめ学年間なとで決定しておき、

子供にもなるべく荷物を減らせるように共通理解をはかります。

(b)勉強時間を図る

以下のサイトを活用し,勉強時間を視覚化させました。


(c)クラスルームの連絡に返信

以下の連絡に子どもが返信をします。
返信の仕方はまだ何も指導しないでください。理由はこの後お伝えします。

※『クラスのコメントを追加』に子どもが返信をします。


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②持ち帰り2日目


(a)朝の会でフィードバック
(b)道徳や学活にてもう一度振り返り

(a)朝の会でフィードバック

朝の会で,「昨日,タブレット使ってみてどうだった?」と聞くと

子どもたちからは,「楽しかった!」,「自分の勉強時間が少ないのに気づいていつもより勉強した。」「自主勉とか調べてみたい」「うまく返信できた」という声があがることでしょう。😊


(b)道徳や学活にてもう一度振り返り

実は,ここで気をつけたいポイントがあるのです。それは「返信の仕方」です。前述通り,何も指導せずに返信させると..

「OK」,「あざす!」,「うぇーい,さいこー」

などとめちゃくちゃな返信もくることも。

ただ,こちらのほうが子どもは間違いに気づきやすいのです。

もし,学年に応じた道徳で情報モラルについての教材がある場合は学習をし,返信が上手な児童の例を見せ,振り返らせてください。

その放課後から,子どもたちは気をつけて返信するようになります。👌

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③月末点検

(a)言葉遣いやルールの確認
(b)物の確認

(a)言葉遣いやルールの確認

1か月も経過すると,タブレットの持ち帰りが当たり前になってきて,

慣れがでてきます。

そんなときこそ,もう一度言葉遣いやルールを確認しましょう。


(b)物の確認

児童は,充電器を持ち帰っています。充電器を失くされると大変困るので,

月末に充電器があるか,きちんと確認する機会を設けています。😃

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持ち帰りが他の実践にもつながる!


①学級通信がカラーで届く


②オンライン,ハイブリット授業に対応


まとめ

今回の記事は,ICTが導入された意味に近づく一歩だと思います。😃

この記事がたくさん人に届くことを願っています!

🗣️最後までご覧いただき,ありがとうございました。

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