冬眠の寝床から、春の兆しを見つけて

ツイッターを1週間休んでみた。正確には別アカウントは通常営業していて、このアカウントもそこそこ見てはいた。でも、何かを発言する気になれなくなっていた。

理由は、そうだなあ、なんだったかなあ。きっかけは、たまたま旅行していて見る時間がなかったこと。次に、そこまでして伝えたい何かを思いつかなかったということ。この2点なんだと思う。ポルノグラフィティだって歌っていたじゃないか。「言葉にできないことは無理にしないことにした」って。((ポルノグラフィティ 2ndシングル『ヒトリノ夜』より。))

一人で遠くに行くと、ついだれかと思いを共有したくなるけども。でも140字では安っぽい言葉しか出てこないし、もっともっときれいな140字を並べられる人を知っていた。じゃあいっかあ、わたしの中に留めておけば。そんなところ。

ツイッターをしないデメリットは、ウェブの世界の片隅で仕事をしているのにその世界に少し疎くなってしまうこと、流れに取り残されてしまうことだろうか。書いていて少し虚しいけど、そんなことを思った。

書くことさえ、少し億劫になっていた。だれかの共感がほしくて書いている自分の文章を見ていたら、やるせない気持ちになった。書いたときは本心に変わりなかったのに、そこから透けるいやらしさに気付いてしまった。共感やブランディングを力に発信ができないわたしは、たぶんインフルエンサーになんてなれないんだろう。ウェブの仕事をしているのに。

気付いたら、気温も暖かくなって春のような天気になっていた。今年はまだ、走り出したくなる気持ちにはなれていないけど、それでもゆっくり、ほんの少しずつ、進めたらいい。気が向かなければ青い空を眺めたり、雨の音を聞いたり、花にカメラを向けたり、そんなふうに立ち止まってもいいかなあ。「余計なスピードは要らない 唄うようなペースで構わない」って、関ジャニ∞も歌っていたから。((関ジャニ∞ 『イッツマイソウル』カップリング『BJ』より。))

走り出したくなったら、思い切り走ってやる。今行くぞ、春。

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