忙しさと疲弊に関するバロメーターを持てるようになって
これは決して自分が疲れていることを主張したいのではないのですが、忙しさによる疲弊バロメータみたいなものが自分の中にあります。疲れるというか、忙殺される危険度みたいな。
実際は3段階目の時点で「これはいよいよだな。休もう」と決心するようにしているので死ぬことはいまのところないのですが、今日は忙しくて心が死にそうバロメータの話。(仕事があるのはありがたいことです。)
3段階の最初は、頭の中でBUMP OF CHICKENが『ギルド』という曲を歌い始めます。
人間という仕事を与えられて どれくらいだ
相応しいだけの給料 貰った気は少しもしない
あー、わたし仕事で疲れてるなー、と客観的に感じ始めます。
悲しいんじゃなくて 疲れただけ
休みをください 誰に言うつもりだろう
そう、このころのわたしはとにかく休みがほしいんだよね。頭の切り替えがへたくそなので、煮詰まってくると休みの日も仕事のことを考えちゃうから全然休まらなくて。休めないのは自分のせいだから、だれにいうつもりも無いんだけど「休みをください〜〜〜〜!!」と思うのがこの時期。まだ全然無理できるフェーズだから「休みほしい」って思うだけなんだけど。
これを経た第2段階では、今度はGLAYの『ひとひらの自由』という歌を気づいたら口ずさんでいます。
命をかけて手に入れたはずの自由
それでも御母(はは)の手は泥にまみれて
自由を手に入れたはずなのにね。
WOW 人は孤独だ WOW だから歌うんだろう
WOW 僕は孤独だ WOW だから歌うんだろう
忙しさにかまけて人の要望を優先していくと、どんどん孤独を感じ始めるらしい。そうして気づいたら歌っている。帰り道とか洗濯物を畳んでいるときとか、ふとした時に「あ、歌ってるな」と自覚します。
このころ「あー、そろそろやばいかな」と思い始めるも、ここでもやばいなと思うだけ。どっちかというと自分のケアより「どうにか仕事を落ち着かせなければ」とさらに根を詰めることが多い。
そうして第3段階。日常のあらゆる単語
が勝手に頭の中の歌詞データベースに引っかかり、自動的に脳内で音楽が再生される。
「状況教えて!」と言われればこれまたBUMP OF CHICKENが「状況はどうだい」と歌い始めるし(『ロストマン』より)、「大丈夫!」と言われたらPerfumeが「BABY だいじょばないから それもぜんぜんだいじょばないけど」と踊りだす(『だいじょばない』より)。
脳内フェスです。楽しそうでしょ。
でも本当にふとしたときに再生されるし、会話に合わせてがんがんリミックスもかかって、かつ頭の中ではちゃんと考え事しなきゃだから割と消耗するんですよね。ナチュラルハイにはなるんですけど。
ここにきてようやく「もういい、休もう」と思い、強制的に仕事から離れるように意識します。具体的には、ホットヨガに行ったり映画見たり、とにかく目の前の現実世界から強制的に離れられるような娯楽を楽しむ。あとはひたすら2時間くらい散歩するとか。そうじゃないと本当に寝てる時以外は仕事のこと考えちゃうから。仕事の頭を休ませるイメージ。
わたしにとっては、仕事で忙しいことはそれほど苦ではないんです。自分がある程度自由にできるなら仕事も好きだし。だから忙しくてやばいときはこんな感じに「あー、やばいなー」と客観的に思えます。
本当にわたしが追い詰められるのは人間関係の締め付けとかゴタゴタに巻き込まれているときや不用意にだれかの監視下に置かれているとき。そのときはこんな段階はなく、とにかく闇落ち。だからそのときは全然客観視できずに、どんどん病むだけ。フリーランスになってからはほぼないけど。
……と自分の忙しさにともなうやばさみたいなものを客観的に見れるバロメーターや自分を救い出すタイミングがわかると、割と生きやすくなるんだろうな。わたしがこのバロメーターに気づいたのは25歳くらいだから遅いっちゃ遅いんだろうけど、気づいてからは「これはやばいな」と思えるようになったので、ほんとよかったと思っています。
みんなは頭の中にこんなばかばかしいようなバロメータ持ってないのかな。持っている人がいたら聞いてみたいな。
ひとまずわたしはいま第3段階まで来ているので、一旦現実世界から逃避してきますね。
おやすみなさい。
読んでもらえてうれしいです!とにかくありがとうと伝えたい!