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エンターテイメントマーケティング論

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エンターテイメントにおけるマーケティングの必要性や、どんな時にマーケティングが使えるかをまとめています
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2016年1月の記事一覧

エンタメとマーケティング5 刀剣乱舞ミュージカルNHK出演に見る顧客反応

皆さんは「刀剣男士 team三条 with加州清光」というアーティストを知っているだろうか。NHKのMJこと「MUSIC JAPAN」(以下:MJ)に近々出演するグループでのことである。

実はこのグループ「刀剣乱舞」という女性に人気のインターネットゲームを「2,5次元ミュージカル」にしたそのキャラクターの演者さん(以下:刀剣男子)がキャラクター名義で出演するそうだ。

2,5次元ミュージカルとは

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エンタメとマーケティング 4 テニプリにみる「顧客と向き合う姿勢」

エンタメ産業以外でも、スーパーでも、服飾でも、介護でも、どんな業種業界でも「お客様を馬鹿にしている人間」見ることがある。
・商品移動で足で商品の入った箱を移動させる大型スーパーの店員
・客を怒鳴り散らすコンサート・ライブスタッフ
・雑なグッズを作るライブグッズ、アイドルグッズ製作会社

「必要だから、好きだから、嫌々お金を出す」そんな経験を、多くの人がしているのではないだろうか。
こんな顧客対

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エンタメとマーケティング3 顧客分析から見る近未来予測

12月に行われたAcid Black Cherry(以下:ABC)のライブに参戦してきました。
前々から好きなバンドでしたが、初めてのライブでした。
もちろんライブを純粋に楽しみに行ったのですが、そこでマーケターとして気になることがありました。

最初、勝手なイメージですが、ボーカルのyasuさんがhydeさんのファンだということもあり、L'Arc-en-CielやVAMPSのファンと客層が近

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エンタメとマーケティング2 女性歌手市場のポジショニング

先日、武藤彩未という一人のアイドルがアイドルをやめた。
正確には、アイドルだけではなく、アーティストとしても通じるアイドルになるという事らしい。

名前を知らない方も多いだろうが、彼女はソロで渋谷公会堂コンサートを成功させていた。
アイドル戦国時代と言われ始めはや数年、グループアイドルブームでありながらソロになり、「勝ち抜いた」と言ってもいい程の実績だろう。

彼女自身「アイドル」が好きだった

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