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【ネタバレ】舞台 あのよこのよ

PARCO劇場にて
2024年4月13日 18:00
中通路より前方、下手側の客席より観劇

映画のネタバレ感想はFilmarksに書けるけど
Filmarksで書けないものは今度からこちらに吐き出そう

以下ネタバレ
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ひとことで、
歴史の転換点系ぶっ飛び時代劇コメディ
という感想

冒頭、鬼さんたちが革靴なのがどうも気になった。
そのもやもやは解消しないまま終わった。
舞台あるある、
「勢い重視で伏線回収は優しくない」

時代のアレや方言の関係でしばしば言葉が聞き取れなかったり理解できなかったりしたけど、勢いで楽しめた。
ラセンじゃなくてラカツじゃなくてなんだっけ?
あれどういう意味?警察的なあれなのかな。

邏卒だそう。ありがとうGoogle。

邏卒のおんちゃん、サイコパスすぎて怖かったけど
俳優さんの立ち回りが美しくて好きだった

フサさんの所作も美しかった。
最後のカーテンコールの姿が特に輝いてた。
あの膝から折るお辞儀、和服のときのやつなんだろうな。

最初の安田さんが脱がされるとこ
脱ぎ始めると同時に双眼鏡構える人いたのおもろかった。
にしても細すぎて不安だよ。
胴に対して腕と脚はそこまで極細じゃなかったので一安心。

ていうかアレは舞台?
途中普通に明治初期にそぐわぬ無線マイク出てきたのおもろすぎやろ。
堂々と受け渡して堂々と見せるし。
完全にコメディ。

舞台セットがシンプルなのもコメディで好きだった。

あと途中2回ぐらい桜の花びらが1つだけ落ちるの見かけてなんかの間違いかなと思ってたらそれはちゃんと伏線が回収された。
あの偽花びら、ハラハラと落ちてたのって
舞台美術業界で研究された結果の形なのかなと妄想してた。
桜がある地面を安田さんが歩くとき
落ちた桜が軽そうに舞い上がってたもんなあ。
色んな色があった気がするし
じっくり見られないであろうモノなのに凝っててすごいなって。

公演のキービジュアル?ポスター?
みたいなやつがベージュメインの
ピンク緑紫だったので
それに合わせた服着ていったものの
終盤までのイメージカラーが赤でアレぇってなってて。
けど最後の最後に桜がバーンって出てきたから
ピンクで正解だったってルンルン。

ここ数年で何回か舞台やミュージカルを観るうちに
カーテンコールの空気感や最後のスタンディングオベーションを学習してる自分偉いや。

映画と比べたら高いし理解が難しいストーリーも多いけど、生モノはやはりいいなあ。
良質な美術を摂取する感覚が良い。


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