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GW連休でLeica S ( Typ 006 )を使った感想

5月に帰省予定があったので、Leica Sを持って帰りました。
使ってみた感想を・・メモ代わりに書いてみました。

■良いところ


・シャッター音
フォーカルプレーンシャッターとレンズシャッター(セントラルシャッター/リーフシャッター)が両方使えるんですが、持参したレンズでリーフシャッターが効かないためか撮ってる感のある大きな音でした。

いい表現が見つかりませんが、湾岸ミッドナイト作中の「シゲのマフラー」という言葉が浮かぶ・・。2022年現在では古臭く高性能とはいえないけど撮り手のやる気を刺激する感じ。

・グリップ
男性でも持ちにくい人が多そうな形状ですが、不思議と手に馴染む。
なので、ボディ買う前に先走ってレザーケース買ったのは失敗だったかなと思っています。ただ、レザーも使い込むと手に合ってくるはずなので、しばらくは付けたまま利用予定。

・ファインダー
近年の最新型一眼レフカメラにはちょっと劣るものの各サブ項目の表示は見やすいので気に入っています。
※光学ファインダーで視野率100%のα900を昔所有していたので無意識に比較しているがあちらの視野率が異常なのかもしれない。

ただ、ミラーレスばかり使っていたので、ファインダー内にAFポイントが表示されず、ピーキングも使えないカメラが久しいせいか、ピント合わせに四苦八苦しました。
※これ以上近眼が進むと、ライブビューが使えるLeica S(Typ007)かS3を検討かな・・?

呉市の海を撮影。

■悪いところ


・SDカードスロット
Typ006はSDHCまでの対応なので32GB以上は認識しません。CFカードスロットもありこちらはUDMA 7対応なので、256GBまで認識することからパラレル記録(今で言う同時記録)時にSD側が容量不足になるとエラーで撮れなくなります。シーケンシャル記録(順次記録)にするとCFカード→SDカードになるので状況によっては不便だったりします。

※Leica S系のマニュアルを見た範囲だとS typ006がSDHC、S-E以降S(Typ007)やS3はSDXC対応なのでこちらはパラレル時に同容量記録可能なようです。

・重量
ボディのみで1.2キロ、レンズは最軽量と思われる純正のズマリットS 70mmで850gくらいあるので最軽量装備で2キロ、ズームレンズだと2.5~3Kgくらいの機材を持ち歩くことになります。体力と筋力鍛えないとね・・。

・レンズの金額
重い上に高額で、安価な中古はあまりないのでこれから買う人はLeica S Adapter Hを安く買い、FUJIFILM GX645AF Pro用レンズで練習してからLeica Sレンズを買うのがいいような気がします。Leica Sに挫折したときはH MOUNT ADAPTER GとGFX100s or GFX50SIIを買えばレンズも無駄になりませんからね・・。ただしこの組み合わせだとMF専用になりますが。

※Hasselblad HCのオレンジマークレンズ買った場合は、Hasselblad 907X & CFV II 50CかX1DIIを買えばレンズをAFで継続利用可能ですね。

・ライブビュー機能&Wifi接続非対応
ライブビューが標準搭載される時代ではない時期のカメラなので仕方ないんですが、リアルタイムの撮影データは見れません。(カメラの背面モニターも解像度が低い時代なので構図確認程度しか使えない。)

販売時代的にWifi内蔵もしていないのでリアルタイムに画像を見たい時はUSBテザーでPCで表示のみとなります。同じ場所でじっくり撮る場合はテザーで代用すればいい気もしますが、私はWifi内蔵CF→SD変換カードとWifi内蔵SDカードで代用しています。ただ不便なんでいつかはPCでテザーかなと思っています。


中板で何撮ったらわかりやすいのかわからないまま岩場を撮影


■感想まとめ
Leica S買う人でCCDセンサーにこだわりない人はTyp007以降を買うのがよい・・。古い一眼デジタルカメラ(2010年以前のモデル)を使っていて中板移行目的なら比較的安価なTyp006おすすめかも知れません。

ということで、購入時からセンサー汚れが目立っていたので帰省から戻った後にライカ 修理センターへ送付しました。問題なく戻ってくるとよいなぁ~。

以上

野呂山のさざなみスカイライン途中の展望台より・・。