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何をやってるかより、誰がやってるか

例えば自分が通勤(通学)するコースに、コンビニが2軒あるとします。

■1軒は、いつも不機嫌そうな顔をしているオバチャンが店員をやっているお店。
■もう1軒は、愛嬌のある若くて可愛いお姉さんが店員をやっているお店。

2軒のお店の品揃えや、2人の仕事の腕に差はありません。
さて、あなた(特に男性)は、毎日コンビニに寄るとしたら、どちらのお店を贔屓にしたいですか?

‥我ながら、とても分かりやすい例じゃないかなと思います。

これが毎日ではなく、月に数回寄る程度ならば、どちらのお店でも特に気にしないですね。
その時欲しい商品さえ買えればいいだけなので、店員が誰であろうと、ちゃんとレジの仕事さえしてくれれば気になりません。

この部分は「なにをするか?」だけになりますね。

ところが毎日どちらかのコンビニに寄るとなると、商品を買う以外にも、そのお店の雰囲気や店員などが自然と意識下に入ってきます。

そうなると、「なにをするか?」よりも「誰がするか?」の方に、無意識に重視するようになっていくんですね。

お客としても気持ちの良い買い物をしたいですから、同じコーヒー1杯を買うのだとしても、
「ムスッとしたようなオバチャンより、笑顔を振りまいてくれるお姉さんから買いたい」
‥と思うようになるわけです。

当然お店の売り上げに差が出てきますが、そこが分かっていない人はこの部分だけを切り取って
「やっぱり男は若くて可愛い娘に目が行く」
「世の中不公平だ」

‥と思ってしまうのです。

この不機嫌そうなオバチャンが、人当たりの良い笑顔のオバチャンになれば、状況は変わってきます。

下心のある男性達は引き続きお姉さんの方に通い続けるでしょうけど‥
それでもオバチャンの方も、お客から慕われるような雰囲気のお店に変わっていきます。

仕事の内容も質も、売っている商品もほぼ同じのコンビニでも、常連客からしたら「誰」が店員であるかは意外と大事な要素になってくるわけですね。

一見不公平に見えるこの要素は、自分がどこかを改善する事で、その不公平の差を小さくしていく事が可能だと考えられますね。

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