『線幅の指定』楽譜制作ソフト比較 7

 Sibeliusでは記譜ルール、音符間隔ルールで長さを指定するときにスペースという単位を使用します。1スペースは五線の1間分の長さです。
(7mmの五線の場合は1.75mm となります。)
使用できる値は特定の値だけですので入力した値と変換される値を調べてみました。(均等ではないので法則は分かりません・・・)

整数2桁,小数2桁で0〜99.99が入力できるので0〜100スペース(距離の場合はマイナスも可能)が使用できますが大量になるので今回は線の幅で使用する0〜0.5 スペースに絞って表にしてみました。
Finaleでよく使われるEVPU(1スペース=24EVPU)と五線のサイズが7mmだった場合のmmも併記しました。

Sibeliusで指定できる値

 ちなみにFinaleでも長さの指定の際に使用できるのは限られた値ですが、小数点以下5桁まで表示の上にEVPU、インチ、センチメートル、ミリメートル、パイカ、ポイント、スペースと複数の単位を使用しているので時間がかかりすぎるので検証致しませんがSibeliusよりはるかに細かく指定できるのは確かです。

Doricoの場合は0.01スペース単位で全ての値が入力出来、値の上限もなさそうです。ただし入力は少数でも出来ますが表示は分数ですので値の増減を把握しにくい様な気がします。(0.1は 1/10に、 0.2 は1/5)分数での入力もできますが小数点以下2桁に 四捨五入されいる様です。(2/3を入力すると0.67になってます) スピンボタン(テキストボックス横に付いた増減ボタン)での修正もできますがこちらは1/8単位で増減します。
1/8(0.13)、1/4(0.25)、3/8(0.38)、1/2(0.5)、5/8(0.63)、 3/4(0.75)、7/8(0.88)
あまり直感的でない気がします。


頂いたサポートは作品制作の為に使用させて頂きます