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ジャーマントレーナーを染めた話 

今回はジャーマントレーナーを染めただけの話です。マンネリ化したアイテムをもう一度着られるように〜とか前置きを書きましたが、よくよく考えたら別にジャーマントレーナーは染める前もたくさん履いてたし嘘をかいても仕方がないので全部消した。
染めたいから染めたんだと思います。飽きたとかで染めるんじゃ靴に舐められます。気合い入れていきましょう。ちなみに染めた時の工程の写真はなぜか消してしまったのでありません。

必要な材料

  • ダイロンマルチ (プレミアムじゃなくて安い方、Amazonで660円)

  • 8L程度のバケツ 

  • 攪拌する棒 またはビニール手袋

  • 80度程度のお湯 5L

  • 塩 30g

ダイロンマルチとダイロンプレミアムダイで革を染めた比較のブログを見つけたので一応掲載。プレミアムダイの方が色は綺麗に入るものの、色落ちが激しいらしい。プレミアムダイは染色時の染液温度が低いのが理由?(私は安いからと言うだけでマルチにしました)

染めたもの

タナカユニバーサルHPより

タナカユニバーサル ジャーマントレーナー white

ジャーマントレーナーのリプロ品としては一番有名なんですかね。そもそもジャーマントレーナーを作っていた工場で製造しているらしいからリプロというのもちょっとおかしい気もしますが。
染める前はトゥのスウェード面は汚れが結構あったり、シュータンの部分がおそらくデニムの移染で黄色っぽくなっていた。一度手洗い→自然乾燥を行ってから染色を行った。

※私がやった限りは問題ありませんでしたが、底面との接着が染色過程で剥がれる場合も考えられます。染める靴やその状態により履けなくなる場合も無いとは言えないので、もしチャレンジする場合は自己責任でお願いします。

染色工程

  1. 鍋でお湯を沸かす。※ メーカー推奨は80℃
    5Lが目安だが、容器の形状や染めたい濃さによって調整可能。

  2. バケツに沸かしたお湯を少量加え、ダイロンを溶かす。ある程度溶けたら全てお湯を加えてよく混ぜて完全に溶かす。

  3. 染める靴(靴紐)をバケツに入れる。

  4. 20分間棒で混ぜ続ける。ビニール手袋でも同様の作業。

  5. 20分間つけおき。よく混ぜた方が染めムラが少ないらしいので、私はほぼ混ぜ続けました。靴の場合浮いてくるからおもりを入れるのもアリだったかもしれない。

  6. よく洗う。色のついた水が出てこなくなるまで洗って、洗濯機に入れてもう一度すすぎ、脱水を行った(洗濯機に入れるかどうかも自己責任でお願いします)。

  7. 日陰干し。乾いたら完成。

工程的にはさほど大変な作業はないが、一応汚れてもいい格好に着替えて、やけどには気をつけましょう。
私は11月頃に屋外で作業したのであまり気にしなかったが、沸騰したお湯をそのまま使うと温度が高すぎるので、500ml程度のぬるま湯でダイロンを溶かして、その後沸かしたお湯をバケツに入れるか、しっかり温度を測ってから染色作業を行う方が良い。

染め上がり

アバター感

染めあがりはこんな感じ。使ったのがディープブルーかネイビーが忘れてしまったけど結構ちゃんと染まったな〜と言う印象。ゴム底まで染まっちゃってますね。トゥのスウェード部分が濃く染まっていて、化繊の縫い糸が染まらなかった分余計に綺麗に見える。靴紐が当たっていた部分は若干目立つが、どうせ靴紐通すのであまり問題はない。ちなみに、ハーフサイズほど縮みが出たような気がする。若干ゆとりのあるサイズだったのでそこまで影響はなかった。


雑な写真で申し訳ありません。
ちゃんとした写真をやる気が出たら載せます。

靴紐も実は同じときに染めた。ミカノール等の色止めは使わなかったので洗ったときに結構色が抜けたので、濃いめの色を残したい場合は色止めを使用した方が良いだろう。どぎつい色の割に黒、ベージュなど案外合わせられるボトムスは多い。

感想

初めて靴を染めたわりには綺麗に仕上がったし、なかなか変な色に染まってくれたので満足度は結構高い。革靴を履くことの多い私の場合、ジャーマントレーナーはメインに履く靴ではないがほどほど履くと言う立ち位置。そういうアイテムだからこそ染めてみようと思ったし、染めてみたあとの満足度も高いのかなとは思う。

慣れてきたらまた違うのかもしれないけれど、初めて染めにチャレンジする場合には(靴に限らず)、着るには着るけど別にこれが無くなったからといって困りはしないかなと言うアイテムで染めてみることをおすすめする。
完全に着ない服(靴)でやったとしても作業が雑になってしまうだろうし、ある程度着てはいるなと言うアイテムでやるからこそ楽しめると言うのが個人的な意見。

探すこと、買うこと、着ること、洗うこと以外で服に関してできることが増えるのは割と楽しいです。お時間があれば是非。では。

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