見出し画像

外為白書2018-19(第10号)を発売しました

皆さんこんにちは。外為どっとコム総研の神田です。
今回は10月15日に発売した外為白書をご紹介させていただきます。
おかげさまで外為白書が今回節目の第10号を刊行することになりました。
まずは皆様にお礼を申し上げます。

外為白書2018-19(第10号)の概要

さて、外為白書2018-19(第10号)について簡単に内容を説明させて頂きます。まずは第1章「2018年7月から2019年6月までの相場のあゆみ」では、ドル/円・ユーロ/円・豪ドル/円・ポンド/円の4通貨ペアの動きを月ごとに解説しています。

そして第2章・特集「米国経済のあゆみと日・中・欧の焦点」では、毎月のアメリカ雇用統計の振り返り・アメリカ連邦公開市場委員会 (FOMC)のレビュー・イギリスの欧州連合(EU)離脱=ブレグジット(Brexit)の経緯・米中貿易戦争の経緯を掲載しております。

第3章「業界のあゆみ」では、FX業界の2018年度の動きを口座数や証拠金残高取引高の推移を中心にまとめており、ドル円の取引現象が非常に印象的な一年であったことを報告しています。

そして最後の第4章「FX投資家アンケートによる実態調査」では、我々が毎月を行っているお客様へのアンケート調査(外為短観)に基づいたFX投資家の実態調査の結果報告となっています。調査を始めた10年前の結果との比較が見どころとなっています。

10年間の推移①回答者の年齢層

過去10年の推移


回答者の年齢層は30代、40代、50代が中心となっています。その中で10年前は30代が最も多くて、次いで40代、50代という順でした。最近では40代が最も多く、次いで50代、30代の割合が低下している傾向が見て取れます。その他にも、60代の割合も割と増加してきているという点で、FX投資家の高齢化が見て取れる調査結果ということになっています。

10年間の移推②FX取引の際の取引保証金

保証金


FX取引の際の取引保証金の金額についての問いでは、ご覧のように10万円未満の割合がぐっとあがってきているという状況です。

10年間の移推③取引頻度

取引頻度


「取引頻度について最も近いものは」という問いに対する答えは、1日複数回いわゆるデイトレードの割合が非常に高くなって10年前に比べるとほぼ倍以上になってきているという状況です。

まとめ


最近の傾向は「FX投資家の高齢化」「取引の小口化」「デイトレ」。このあたりは10年間の大きな変化と言えそうです。

他にも、2018年の損益状況や取引ツールに関する特別質問なども盛り込んでいますので、ぜひ外為白書を手にとってご覧になってみてください。取り扱いはAmazon他、全国の公共図書館にも置かせていだたいております。

また、kindle版(電子版)も販売いたします。Kindle Unlimitedで読み放題ですので、過去の外為白書とあわせてご覧ください。詳細はリンク先でご確認ください。

You Tubeに解説動画もありますので、よろしければご覧ください。