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米大統領選の見方割れる(2020年10月調査)

外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。

今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が31.1%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は37.3%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は▼6.2%ポイントと、7カ月連続のマイナス(弱気)となったが、マイナス幅は前回(▼15.7%ポイント)から縮小した。調査期間前後の米ドル/円相場は、105円台で方向感なくもみ合った。米ドルと円が同じ安全通貨として他の通貨に対して同方向に動く傾向を強める中、個人投資家の相場観もおおむね「中立」の水準に落ち着いたと見られる。

「トランプ・コロナショック」は取引にどのような影響を与えましたか?

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今回のもうひとつの特別質問として、「トランプ・コロナショック」が取引に与えた影響について尋ねたところ、「取引していない」が47.9%と最も多かった。次いで「円買い(ドル/円の売りなど)でプラス」が17.7%、「円買いでマイナス」が15.3%、「円売り(ドル/円の買いなど)でプラス」が11.5%、「円売りでマイナス」が7.5%となった。米大統領がコロナに感染したとの報道で、ドル/円が一時105円台を割り込んだ後に反発するなど荒っぽい展開となったため、個人投資家の取引にも影響が大きかったはずと見ていたが、回答結果を見る限り杞憂であったようだ。「取引していない」と答えた向きからは「あっという間に円高になり為す術もなく眺めていた」などとする声が挙がっていた。その他には、「予想外の出来事で読みにくかった」などの声もあったが、「取引にあまり影響はなかった」とする回答が多かった。

この他にも「ユーロ/円相場の見通し」や「豪ドル/円相場の見通し」、「11月の米大統領選の結果と為替相場の反応」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。