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米ドルやや弱気見通し継続(2020年6月調査)

外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。

今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が28.3%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は38.7%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は▼10.4%ポイントとなり、前回(▼5.8%ポイント)からマイナス幅がやや拡大した。マイナスは3カ月連続。

調査期間前後の米ドル/円相場は、107円台前半から106.00円台へと弱含む展開。米国の南部を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大した事や、ソフトバンクグループが米通信サービス大手Tモバイル社の株式売却資金を円に換えるとの観測が広がった事などが、米ドル弱気・円強気見通しに繋がったと見られる。

2020年下半期であなたが最も注目しているテーマは何ですか?

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「2020年下半期であなたが最も注目しているテーマは何ですか?(ひと つだけ)」と尋ねたところ、「新型コロナの第2波」が42.9%と最も多く、「米大統領選」が34.5%と続いた。この2つで8割近くの回答を集めており、投資家の関心が集中している様子が見て取れる。

以 下、大きく差が開いて「コロナ禍・香港問題をめぐる米中対立(6.4%)」、「日米欧の金融政策 (6.3%)」、「英国の欧州連合(EU)離脱=Brexit(2.6%)」の順になり、「トルコなど新興国リスク (1.6%)」や「米国の人種差別デモ(1.5%)」、「産油国の動向と原油市場の混乱(1.1%)」を挙げる 向きは少数だった。

この他にも「ユーロ/円相場の見通し」「豪ドル/円相場の見通し」「2020年12月31日ニューヨーククローズ時点のポンド/円の予想レート」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。