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結構えらいポジションに中途採用

今日もまたビジネス系のネタで攻めてみたいと思います。日本の伝統的な大企業では結構すくないと思うのですが、事業を拡大している企業または逆に業績的に危機的な企業は、管理職のポジションに中途採用を行うケースが増えてると思います。

理由はいくつかあると思うんですが、求めている組織運営に対して、現在いるメンバーのスキル・経験では全く足りていない場合、またメンバーが成長していくステップを待っていられない場合があります。これは別に現存のメンバーを信じていないのではなく、自らの成長に期待するだけでは現実的に期待するレベルには届かないという判断をするケースだと思います。

今の会社に入って、いろいろなケースを見てきましたが、本当に成功する例っていうのはなかなか多くないのかなという気がしてます。別に否定するつもりは全くなく、むしろ成功させるためには相当うまくやらないといけないのかなと。

失敗している例が説明しやすいのでそこから始めます。もっとも一番多いケースは、他社や業界での実績がすごい人がきた時に、既存の社員の人と会話が成立しないとか、協力しないとかですかね。 別に意地悪で協力したくないとかでもないように見えます。お互い見ている世界観があまりに違う故にお互いに歩み寄るのに時間がかかるんですよね。もちろん、あまりの世界観の違いが故に感覚合わないなと諦めてしまうケースが多いように思います。

また、古くからいる人にはそれなりのプライドもあるので、よそ者がなにを偉そうなこと言ってるんだっていう反発もゼロじゃないでしょう。なので、後から入ってきた偉い人には古くからいる人をしっかりと敬い、意見を聞きつつ、時間をかけてお互いを理解する見たいなプロセスをすっ飛ばして失敗してしまうケースが多いように見えます。別に古くからいる人の機嫌を取れっていう話ではもちろんないと思うのですが、いくら業界で過去に成功した経験があったとしても、いかにそれを新しい環境にうまく組み込めるかが勝負なので、なぜ思った思ったとおりにならないのかなど分析して次のアクションに活かすサイクルが必要ですね。

逆に古くからいるひととしては、少し難しいところがあります。というのも、結果として自分たちのやっていることが、経営陣とか業界からかけ離れているが故に、そういう経験豊かな人が入ってくることになります。つまり、一度その現実を受け止めることができないと、新しく入ってく人の考え方や経験を受け入れて、次のステージに行けないんですよね。これは、新しいボスを受け入れるというだけに限らず、今自分たちの課題を的確に認識するというプロセスはどんな仕事でも次のステップに向かうために必要だと思うのですが、簡単ではないんですよね。自分も意図せず気がつかないこと、また逆にプライドが故に気づかないようにしていることもありますし。

上記のようなポイントを乗り越えてから、はじめて偉いポジションに経験豊かな人が中途として入った職場の本当の意味でのチャレンジが始まると思うので、ぜひ、どちらの立場だとしても一つの参考にしてもらえればなと思ってます。(もっといろいろな論点はありますが、今日はここまで。)





日々ぼけっと生活してしまっていますが、他の人にもなんらか価値のある情報や自分なりの視点を何か持っているはずと信じてnoteをはじめました。 自己紹介はこちら https://note.mu/t_kis/n/n768f4613e0ef