職場の人によって,相手に話しかける時の間(ま)が違う件について考えてみた。

最近いろいろさぼっているこーぞーです。投稿とか,読書とか…

さて,タイトルの件について,と言うか,職場での人との関わり方についてですかね。考えたことをこのnoteで書きます。

職場でのとある出来事

noteではあまり語っていませんが,私は工場に勤めています。

その業務の中で,品物の数を数える時があります。30とか41とか100とか107とかいろいろです。ところが,

こーぞー「(…52,54,56,5

???「松永さーん」

こーぞー「はーい?」

???「(何か用件を言う)」

(40秒後)

こーぞー「(…いくつまで数えたっけ…







…2,4,6…)」

はい,数え直しです(笑)

こんなの大した労力ではないんですけどね。

職場の人に話し掛けるタイミングは,これが最適解ですか?

職場の〇〇さんに用事があるので話し掛けたい。そんな時,話し掛ける時のタイミングは多分こんな感じだと思います。

① 相手を見つける
② 相手の様子を見る

③-A 相手が忙しそうな場合…相手の近くに黙って立つ
 ③-A1 相手がこちらを見る…用件を話す
 ③-A2 相手がこちらに全く気付かない…待つか,後でまた訪ねる

③-B 相手に余裕がありそうな場合…1度だけ名前で呼び掛ける
 ③-B1 相手が返事をした…用件を話す
 ③-B2 相手が返事をしない,こちらに気付かない…③-Aへ

フローチャートにするとわかりやすいですね。作ってませんけど(笑)

つまり,返事があるか,または相手がこちらを見ているかしなければ,こちらは用件を話し出さない,ということです。
目が離せない仕事とかしてるかもしれませんからね。
あるいは,話し掛ける側が「ちょっと耳だけ貸してくれる?」と断りを入れて,相手の視線を奪わないで用件を話す,という場合もあると思います。

また,相手が忙しそうな場合は,呼び掛けもしないで,黙って待つのが正しいと考えられます。言語的な情報を頭の中で処理しきれなくなるでしょうから。

平たく言うと,空気を読む,ってことなんでしょうけど。

上記のタイミング以外で用件を話し始められると,私は聞き返します(笑)
だって,そんなの頭に入らないですもん。

話し掛けるタイミングが悪い例

小学校とかで,お話し中の先生に対して「ねえ,先生。先生。…先生…」って,先生が気付くまで呼び掛け続ける児童っていませんでしたか?(しかも,特に緊急な用件でもない)

こういう児童って,相手の現在の状況が理解できないからだと思います。

しかし,どうも大人でもそんな雰囲気の人っていませんか?忙しい人ってそうかもしれないですけど。「ごめんちょっといい?」とか言って。そういう断りみたいなのを入れてくれると、話し掛けられる方も対応しやすいです。こういうことを言う人って、多分相手の様子を見ていて、タイミングはあんまりよくないんだろうけど、しかし話させて、っていうことなんだと思います。まあお忙しいのであればしょうがないんじゃないでしょうかね。

一方、対応しづらい場合というのは,こちらの様子を伺うどころか,あちらのペースで話し掛けてきて,言いたいことを言って去っていく,みたいな人とか,いないですか?
そういう時私は,「え?え?ちょ,ちょっと待ってくださいもう1度お願いします!」ってなります(笑)

私は,冒頭のような出来事にはもう慣れたのですが,ひょっとしたら会話が終わった直後,小さな溜息をついているかもしれません(笑)

ああ、別に常にこんな人がいるわけではないです。そういう場面がこれまでにたまにあったというだけで。

多分,この人たちは話し掛けるタイミングをいつも見計らっていると思います。

思い返すと、今までに、どうやらこちらの様子を伺って、話し掛けるタイミングを見計らっている人たちがいました。

それは、学校の校長先生や教頭先生です。
私は以前中学校に勤めていましたので、いろんな校長先生と教頭先生とご一緒させていただきましたが,思い返すと,皆さんが一様にそうでした。声を掛けるタイミングに限った話でなく,全般的にこちらをよく見てくれていたように思います。
もちろん,かつての同僚でもそういう人はいっぱいいましたし,学校に限らず,今の職場にもいます。

人間を相手に仕事をする人がこうなんでしょうかね?わかりませんけど。

コーチングというコミュニケーションの手法からヒントを得てみた。

話は変わりますが,最近読んだ本に『ビジュアル はじめてのコーチング』(市瀬博基,2012,日経新聞社)という本があります。
コーチングというのは,上記の本によれば「相手の主体性や自発性を引き出し,変化への対応力を高めるためのコミュニケーション手法」と説明されています。

私は,コーチングについてはつまみ食い程度しかしていません。人にこういう関わり方をしてみようかな,と試したことがあったりなかったり程度でしかないです。

が,先程話題にした「相手の状況を理解する」というのは,コーチングにおいて非常に重要なようです。ということで,ここで,この本の一節を紹介してみます。40ページの「『コーチング』の前にまず相手を知る」というところからです。
太字はこーぞーによります)

「コーチングをはじめるためには,自分と相手との間にコーチングが可能になるコミュニケーション環境を構築することが必要です。このためには,まず相手のことをよく知り,安心できる対話環境を作ることが大事です。」

「日頃,上司と部下は業務上の課題をめぐって仕事のやり取りを行っていますが,業務上の行動を観察するだけではコーチングをはじめる準備として不十分です。単に仕事の課題だけでなく,部下が何に対して意欲を抱き,仕事を行う上でどのような工夫をして,どんなときに達成感・充足感を味わっているのかといった側面についても,目を配る必要があります。
 部下は毎日の仕事をはじめる前にどんな表情をしていますか?仕事の中で問題や障害にぶつかったとき,どのように乗り越えていますか?仕事が一段落した安堵感をどう表現していますか?職場の同僚や取引先との関係はどうでしょうか?…」

私の感覚だと,管理職だったら部下の様子なんて見るのは当たり前だろとか思うんですけど。コーチングがどうとかそういう問題ではなくて。
これくらいやっていれば,と言うか,相手のことを知ろうとしていれば,例えば,出会い頭に怒鳴りつける,みたいな関わり方はなくなるんじゃないかと思います。よっぽど変なことをやっていれば別だと思いますけど。

…ただ,こういう上司ってどれくらいいるんでしょうかね…仕事でいっぱいいっぱいだとしんどいと思います。プレイングマネージャーみたいな人とか。ちょっと余裕がないとここまではできなそうに感じます。

ギスギスしてる職場とか,人が辞めていく職場って,多分管理職がこういうことをやってないという面もあると思います。どうして職場の雰囲気が悪いのか,どうして人が辞めていくのか,情報を得ていないんでしょう。

職場の人をよく観察できる,気を配れる人でありたいですね。
皆さんの職場はどうですか?

おわり。

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