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「この勉強は役に立ちますか?」という質問に答えました。

最近は資格試験の勉強をしていたこーぞーです。
試験は先月終わって,手応えはまあまあ。結果は10月1日発表です。

とりあえず,職場で困ったっていう話

こーぞーの職場は工場です。

最近トラブルが相次いでいて,機械たちがなかなか人間の言うことを聞いてくれません。そんな中,とある1台の機械の挙動がわからなくて,困っていた場面の話です。

それが冒頭の画像(画像はイメージです)。対数目盛というやつです。
赤い「?」の場所はいくつを表すでしょうか。


はい,5ではありません。

正解は 10 の 2分の1乗 です。

「つまりいくつなんだよ」って話ですが,これは高校の数学Ⅱ(以下数Ⅱ)で,結構多くの人が勉強したはずですねー
このnoteをご覧のあなたは高校行って数Ⅱって取りました?

普通科高校に通って数Ⅱを取った私ももちろん,指数だの対数なんてよく覚えてませんので,当時の高校の教科書を引っ張り出しました。

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平成16(2004)年発行の教科書…

数Ⅱでは「指数関数・対数関数」という学習項目があります。
これは当時も,平成30(2019)年告示の学習指導要領でも数Ⅱの学習項目です。そのページを見てみます。

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(すごく長い沈黙)

…あっ,はいはい,思い出してきました…(?)

冒頭の職場の話に戻ります。

10の2分の1乗というのは,つまり√10です。
√10とは

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だから,冒頭の画像の?の位置は,3.16…を指しています。

やっと機械の挙動が理解できてきました。

「この勉強は何の役に立ちますか?」という質問に対する答え

中高生はよく「この勉強は何の役に立ちますか?」という疑問を持ちます。あるいは,「この勉強は何の役にも立たないんじゃないか?」という疑を抱いたり,または「私は英語を将来使わない」「数学は日常で使わない」という決意表明みたいなものをします。

多分勉強でつまづいた生徒は上記の決意表明みたいなものをするんだと思いますけど,学習動機に大きく関わっていますね。多分こういうことを言う生徒って,勉強にあんまり意味がないと感じてて,学習動機は下がってる状態なんでしょう。

正面から問いに答えて「〇〇で役に立つ」と言っても,生徒はそんな答えを求めているわけではないでしょう。正解は多分,そのやる気のなさに付き合って話を聞いてやることなんじゃないかと思います。

けど,とりあえず数Ⅱの指数関数・対数関数の内容はうちの職場で役に立ってます!(笑)
ほかにも,中学の数学ですけど素因数分解とかたまにやってます。

ちなみに,冒頭で言った資格試験というのは,会社の業務内容に関係する資格です。ニッチな資格なので説明する気もありません(笑)

資格の勉強が仕事に関係あるというのもありますし,合格すると会社が給料上げてくれるので受けました。

学んだことがどこで役に立つかは予測できない

話は戻って,高校生の頃のこーぞーも,数Ⅱで指数関数・対数関数を勉強していました。「こんなの将来使わないだろ」とか思いながら机に座ってたと思います。

そんな過去の自分に言いたい。「役に立つからやっとけ。」
そう言ってもやる気が起きるわけではないんでしょうけど。

どんな知識をいつ,どこで使うかなんてとても把握しきれたもんじゃないと思います。しかも,冒頭の対数目盛の場合だと,機械が問題なく動いてる時じゃなくて,うまく動かない時,非常時に思いがけず知識が必要になるってのがイヤらしいとこです。

だから,過去の自分に言いたい。「その知識がどこで役に立つかはわからん。けど,非常時にその知識が必要になるかもしれない。」

そもそも,役に立つ―立たないという軸も考えものです。が,長くなるのでまたいつか。

全ての学生へ

・勉強をやって損するってことはないでしょう。ただし,いつどこで知識が役に立つかはわかりません。平時じゃなくて非常時に役に立つってこともあるかもしれません。

・すべての学校の勉強を役立てる選択肢はあります。それは家庭教師をやることです!高校英語や数Ⅲ,物理らへんが指導できれば高時給です!
一応家庭教師より。

終わり。

頂いたサポートは、多分知識を得るために使われると思います。