見出し画像

バフェット太郎氏の『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』を読んで【書評】

米国株(特に高配当・連続増配株)の個人投資家として有名なバフェット太郎さんの著書『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』がようやく届き、読破できたため、書評というと厚かましいですが、感想などを中心にレビューしたいと思います。</

バカでも稼げる「米国株」高配当投資』書評

さっそく『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』のレビューを行って行きます。

購入した理由

はじめに、私がなぜこの書籍を購入したかと言うと、バフェット太郎さんの魅力もさることながら、自分自身が実践して行きたい投資法を長年行ってきた方の体験を疑似体験するためでした。

私自身、インデックス投資に合理性を感じ数年行った後、現在の「割安株 with catalyst」に行き着いたわけですが、成長性のある割安株はアベノミクス相場で、必ず反応しくれます(業績への感度が良い)が、この相場が終われば、必ずしもそういった株が上がるわけではないのでは?と不安を感じています。

また、現在は好きで行っている企業分析なども、いつまで時間が取れるわからないため、いつかはバークシャーの本家バフェット氏のような超長期投資(マネーマシンの作成)に移行したいと思っていました。

そこで、米国の高配当企業や連続増配企業、ディフェンシブセクターへを行っているバフェット太郎さんに興味を持っており、今回の書籍出版により、購入してみようと思いました。

目次・構成

本書籍の構成は、以下のようになっています。第3・4章の方法論の章も重要ですが、個人的には、序章から2章までの資産運用や米国株に対する考え方が、自分の頭の中にあるわかっているけど、実践できていない点に、かなり響きました。

序章:庶民がお金持ちになれるたった一つの方法
第1章:本当は死ぬほど簡単な米国株投資
第2章:米国株が最強すぎる理由を挙げたみた
第3章:金が金を生む配当マネー・マシン その作り方
第4章:ど素人投資家への正しい投資の技法

また、配当に関する考え方は、ウィスダムツリージャパンの講演会に行った時の講演を思い起こさせてくれる内容となっていました。配当金=real moneyという日本人にあまり馴染んでいない感覚が、アメリカでは非常に重要で、企業の配当に関する考え方も、やはりだいぶ違うと感じました。

感想:本家バフェット氏の思想が蘇る

本書籍を読んでいると、本家バフェット氏の言葉が頭に蘇ってきました。「裏情報なんてカモを釣る餌だ!」という言葉が蘇ってくる場面もあり、頭に電流が走る新鮮な体験でした。

バフェット太郎さんの中には、本家バフェット氏の考えがしっかり根付いているようで、まさにバフェット氏の思想を受け継ぐ(もちろん、それだけではなくバフェット太郎さんオリジナルの視点やハイブリッドされている部分もたくさんあると思います)、日本人投資家として、書籍にブログに今後も注目して行きたいと思います。

近年は、ネット証券の普及で、米国株が手軽に、しかも安く取引できるようになったので、米国株に投資したい個人投資家にとって、かなりいい時代になりました。

米国株向けの手数料の安いオススメ証券会社は、以下をご参照ください。

→ 米国株のおすすめ証券会社は?選び方やメリット、比較ランキングなど解説

また、インデックスファンドETFで、低コストで米国株へ分散投資できるようになった点も、ここ最近の発展とも言えます。eMAXIS Slim米国株インデックスは、超低コストで本書で登場したS&P500に投資できますし、SMT米国株配当貴族インデックス・オープンなどを利用すれば、米国の増配を続けている企業に絞った投資ができるなど、かなり良い環境となりました。

米国株式市場への投資を目的とした投資信託やETFは、以下をご参照ください。

→ 米国・アメリカ株が投資対象のETFやインデックスファンドの比較・一覧。おすすめ・注目商品を解説

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?