三機サービス(6044)投資メモ

空調のメンテナンスなどを手掛ける三機サービス(証券コード:6044)が東証1部昇格を果たしました。2015年4月にJASDAQ市場にIPOしてから、東証2部を経て、約2年で昇格を果たしました。株価(時価総額)も順調に伸ばし上場以来2倍以上となっています。

私自身、1.5年くらい三機サービスを保有しており、ポートフォリオでも常にトップ3に入っていた銘柄なので思い入れがある銘柄です。今回は、昇格を記念して、簡単に三機サービスについて回想していきたいと思います。

三機サービスが東証1部昇格に至まで


三機サービスについて、また昇格に至までを今後の投資のためにも復習います。

三機サービスは、(1)空調メンテナンスと(2)飲食・小売店のトータルメンテナンスの2つの事業を行っている企業です。

(1)空調メンテナンス事業は、ドーム球場やデパートなどの大型空調のメンテナンスを行う事業です。パナソニック製の空調機器の専業なので、安定した収益が出せる点が、この事業の特徴です。

(2)トータルメンテナンス事業は、ここ数年力をいれていた事業です。人員の大幅採用や研修センターなど先行投資をガンガンしてきました。その先行投資が実り、大手コンビニ(グループ会社も一部)の大型案件を受注し、昨今の成長柱となっています。

出会いは株主優待の新設


私自身、本銘柄に目をつけたのは、三機サービスが優待新設を行った時です。v-com2氏の「昇格期待の優待バリュー株で1億稼ぐ!」を読んで以来、カタリストの1つとして昇格サインを適時開示情報でウォッチする習慣がついていたので、優待新設にいち早く気づけました(v-com2さんありがとうございます)。

三機サービス(6044)の株主優待は、クオカード1,000円分ということで、いかにも株主数を集めたそうな内容だった点も気になりました。また、当時は配当と合わせ利回りが結構高かったと記憶しています。

初回購入はチャイナショック(&ドイツ銀行の云々の時)

優待新設後は、すぐには購入せず(株主優待の人気と昇格投資の人気で優待新設後は株価がはねるので)、とりあえず、事業と経営者をチェックしました。先に述べたように、空調メンテ事業で安定収入があった点でポジティブでしたが、当時はトータルメンテの先行投資がちゃんと回収できるか不安でした。

また、IRやストボなどで社長さんのお話などチェックしましたが、お世辞にも話のうまい方ではなかったので、大丈夫かなと思いつつも、うちに秘めるものやIPOは通過点に過ぎない的な内容の発言があったので、購入しようと思っていました。

当時の相場環境は、中国バブル第2弾やドイツやイタリアなどヨーロッパの金融機関の財政問題などでよくありませんでしたが、逆に値が下がってきたので、2016/2/12に結構購入しました(この日は、スターマイカやケイアイスター不動産、RIZAPグループ成長期待の昇格待機銘柄に、ずいぶんぶち込んだ気がします)

これまでのおつきあいと成長

そして、IPOから1年後に東証2部昇格を果たし、ストボでも通過点的な発言をしていたので、東証1部昇格に関しては自信を深めたものの、3Q決算の進捗がよろしくなく、不安を覚えたと記憶しています。まだトータルメンテナンスが収益にそこまで貢献していなかったことや、空調メンテナンスは夏場に利益が出やすいので当時の3Qはこうなったと、個人的な結論を出した記憶しています。

その後は、2016/6/24ブレグジット時に買い増し、本決算でさらに買い増しポートフォリオのトップ3に入ってきました。また、PER15倍を超えたことや株価が購入時の2倍となったこともあり、1,200〜1,600くらいの間にちょくちょく売却し、当初の半分の株数になっていました(最近3Q後に1割くらい買い増した)。

頭としっぽはくれてやれというものの、結果論として1,200くらいで一部売ってしまったのはちょっともったいなかったと思われます。ただ、株価2倍になったら半分売って投資を回収しておくと、精神的にあと半分を保有し続けられるので、今後も同様にしていこうと思います。

今後は、昇格で一旦材料で作りで調整するものの、トータルメンテの案件増や海外進出などが意識されると、また上昇していくかな?と勝手に期待してます。さてどうなることやら。。

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