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プラマイゼロ

久しぶりにtwitterで「過去にすがりついていつまでもやってんじゃね〜よ。だから誰も応援しねーんだよ」というメンションコメントが来た。僕がクラウドファンディングの達成後の更なる応援の呼びかけをしたことに対してである。「すげ〜応援してもらってるからもう100%超えてんだよ!」と返そうとも思わずすぐに削除してしまったので正確かどうかも分からないのだが。(ネガティブなコメントが来たら目の端に入るか入らないかぐらいで削除してしまうことをお勧めしています)

何かやればそれが気に食わない人は出てくる。「すげ〜好き!」と言ってくれる人がいるならば「すげ〜嫌い!」と言っている人が同数いる。電波少年はそんな番組だった。いや「ウリナリ!」だって嫌いな人はいた。
「どっちでもないな」という感想しか持たれない番組を作って何が楽しいか?「みんなに愛される」ことを目指すなんて「誰にも愛されない」がオチだ。ましてや「誰にも文句が言われない」ことを目指すって「誰の記憶にも残らない」ってことだ。

番組を作ることだけじゃない。濃い味のする時間を過ごした方がいい。そっちの方が楽しい。薄い時間とは、みんなに合わせた時間、みんなと同じ過ごし方、みんながこうしているからなやり方。それらは平坦で心が傷つかないかもしれないし誰にも文句を言われないかもしれないが薄いのだ。
「みんなと一緒にしなさい!」と言われてそれが正しいみたいな空気がある。だからこのGWも「みんなの気が緩んでそこそこ外に行っちゃっているみたいだから俺も出よう」と思った人がいかに多かったか。自分で判断して決めたわけじゃない。みんなはどうしているか?が自分の行動の基準。
それは本当に薄い時間、薄い人生を過ごすことになる。

僕はテリー伊藤と欽ちゃんという二人の師匠を見て「人と同じことだけはしない」と自分の時間を過ごしてきた。だから濃い。そして作るものを「好き」と言ってくれる人もいるし「嫌い」という人もいる。でも「どちらでもない」まして「覚えてない」と言われる番組を作るよりは多分世の中に貢献してきたはずだ。

テレビ番組がネット上にもっと出てきて欲しいと「オンライン上映会」なるものを考えてクラウドファンディングをやっている。

https://www.makuake.com/project/denpa/?utm_source=criteo_mak&utm_medium=display&utm_content=denpa&utm_campaign=convert&utm_term=rgt

なんでこんなことをやっているのか?それは誰もやってないないから。
そうなったら楽しいはずなのに誰もやらないから。

14歳以上の若者に伝えたい。
「みんなと一緒」を気にするな。
「みんなと一緒」は何も生み出さない。
自分で決めて自分だけの道を見つけろ。
味方も出てきて同じ数だけ敵も出てくる。
傷をたくさんつけろ。
たくさんの失敗をしろ。
たくさんの恥ずかしい思いをしろ。
その分だけきっとそのあと喜びがある。
濃い時間を過ごそう。
マイナスが大きければ大きいほどプラスも大きい。
プラマイゼロだ。

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