私の原動力は私の弱点

人は、自分に一番欠けていると思っているものに対して、価値を感じます。
欠けているものだからこそ、心の底から必死にもっと欲しいと感じます。
例えば、子供の時にいじめられ仲間はずれにされていた、そんな人は"仲間"を欲し、親から構って貰えなかった、そんな人はひたすらに"自分への愛情、注目"を欲してしまう。


私の欠落感は"知識"

以前の日記

https://note.mu/t_shigem0r1/n/n2cad81e7ae2e

と少し被る頃の、まだいじめられていた頃の中学1年生の時、常に下を向き机に突っ伏して誰とも話さないようにしていた時、学校という場所がつまらなすぎて面白くなくて授業中、突っ伏しているうちに大量のヨダレを垂らしながら寝ていました。

寝るクセが付いてしまいほぼ聞いていないのでテストは全く分からずさっぱり。どうにもこうにも授業が始まると眠くて眠くて仕方がない。
寝ないようにしなくちゃと思っていても眠たい。一瞬だけと目を瞑ると授業が終わってる。特に苦手な数学は目を瞑ろうと思わなくても気づいたら寝てしまって授業が終わってる。
そんなことを続けていれば当然2学期には帰ってくるテストの結果は11点とか5点とか。
5点のテストは流石にひどく恥ずかしくて、自分にがっかり。
"自分は何も知らない分からないんだ、恥ずかしい、自分はなんてダメなやつなんだ"
自分の行動の結果なのだから、それを仕方ないと受け入れていました。

高校を卒業し学校斡旋のエステサロンに就職をしたものの本社研修1ヶ月と言われて入ったが3ヶ月しても地元に帰れない、何となくで決めて入った分、余計に会社が嫌になってしまい4カ月ほどで退職、その後、親の勧めで入った保険会社も情熱を持てず1年で退職、地元でアルバイトをしながら正社員を探していました。
ある時ふと目に入った研修制度あり、正社員登用あり、と描かれたアパレルのバイト募集。これだ!勉強もできて正社員にもなれ(るかもしれない)る会社がある!
なぜか、ここに行かなきゃ!とすぐに応募、無事アルバイト採用になりました。
成長し社会に出て、知識がない、知らない事が恥ずかしい事と感じるようになり考えたのは「知らないならば知ればいい」。
ありがたいことに研修制度がある環境、望もうが望むまいが勉強できる環境。
学校のお勉強は大してできないけれど気になった事、興味のある事はすぐに調べ分からないことはなんでも質問しとにかく気になったら調べる、納得がいくまで調べて貪欲に知識を深めてきました。
そうするうちに少しずつ知識を得ることで見聞が広がったのか、これはどうしてこうなったのだろう、なぜこれなのか、知恵がつき考える力がつきわまりが見えるようになったのか知りたいことは益々増えていきました。

アパレルの会社、お洋服の販売員なので当然接客業。実はあまり深く考えずにここだ!と行動してしまったのでアパレルが接客以外にどんなことをしているのかも分からずに入ってしまいました。(当時のお店の方達ごめんなさい)
ありがたいことに私が配属になった店舗(販売代行店のため商品は別の会社のメーカー、店舗人員は就職した会社)のメーカーさんはとてもしっかりと商品についての勉強会や情報をきちんと共有してくれる熱心なメーカーさんでお洋服の素材やサイジング、お手入れなど多くのことを学ぶことができました。また、入社した会社は接客についての研修があり、特に新人の頃には接客の仕方、お客様の購買心理などの研修もあり店頭に立つには至れり尽くせりの様な環境でした。

そして入店して3カ月で無事、社員登用されました。

今思えば知識欲が原動力になり、何に対しても知りたいと知識を得て技術を身につけ、お客様をもっと知りたいと未だに接客業を続けているのでしょう。
たぶん世界は広いのできっとこの先もまだまだもっと人生の中で出会う「知りたい」を埋めていくのだと思います。

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