雇われる側の配慮

よく、管理者、責任者、リーダー、起業、個人事業の人向けなどの自己啓発本は書店にズラリと並んでいる。コーチングや、ティーチング、メンタルトレーニングなどの心理的な物から行政関係の書類の書き方、税務の基礎知識に会計書類の書き方など沢山の資料や情報が出ている。また、嫌な上司の対応の仕方、リーダーに選ばれる仕事の仕方、報告書の書き方やプレゼン資料の作り方など、どちらも当人目線のものは大量に出回っている。

ふと、では両者が共有できるものはないのだろうかと考え始めた。例えば新卒社員と新人教育係り、中途採用とベテラン社員、規模にもよるが中小企業ならアルバイトと中間管理職、なんだったらパートと社長とか。

人材育成をテーマに、感じたそれぞれ、両方の視点と心理、対応など観れるものがあったら面白いなと思い始めた。

介護事業所

当時私が所属していた企業は2018年4月に立ち上がったばかりの訪問介護事業所。出資者の会長、雇われの代表、この2名は本体の訪問鍼灸事業所の会長と代表、他に名前だけの介護事業部専務、事業所管理者責任者、その他社員2名、パートアルバイト2名の計8名。その内、社員1名は退社が噂されており、残りの社員1名は2019年3月入社、パート1名は2019年4月入社、もう一人は2018年7月入社、管理者責任者、と役職達4名は立ち上げからいる社員で構成されている。

気づいている人もいるかもしれないがこれを書いている当時の私の立場はそう、"パートアルバイト"。

どうしても人が足りないからと介護の資格取得の補助までしてもらい、2018年7月に入社した。変な話、私はどんな仕事でも構わなかったので困ってるならいずれ自分の役にもたつだろうと介護の世界に足を踏み入れた。18年7月の入社当時、立ち上げの4名しかおらずフルタイムの社員でと希望されたが立ち上げ3ヶ月で役職以外の社員がいない(既に退社)会社に不信を持ちパートアルバイトでの契約を希望した。

入社時点で既にこの会社大丈夫か?と思ってしまったのだ。

アサーティブなコミュニケーションを目指して

契約は週3回、9:00〜15:00時の短時間勤務、当時現場に出ているのは管理者、専務、私の3名で約25名ほどの利用者を回った。2週間ほど同行での訪問の後、3週間目からは一人で訪問を開始。介護とはいえ、ご自宅にお住いが可能な利用者さん宅を訪問するので比較的介護度が軽い方ばかりなので基本的には生活支援(主に掃除、買い物代行、調理)で特段困ることもない。とはいえ介護につきもののプランや病歴、情報など、とりあえず頭に入れておくべきことはある。ところが確認したいが情報が揃ってていない。一部カルテが事務所にない。介護事業部の事務所にないのは本体の事務所にあるから。何度か足を運んだことがあるが、立ち上げ当初はそちらで用を済ませていたらしく専務と管理者の席がある。そこに情報が溜まっている。多分…。

パートアルバイトが管理者に対してどうやって情報をくれと言えばいいか?(おそらくプライドが高い)管理者にそれとなく伝えるには?具体的に指摘はしちゃいけない。結果的に情報が揃えばいい、外側からやんわり伝えよう。

まずは、

忙しいようでしたら簡単なファイリングなら私がやりますよ!と介護事務所内のまとまっていない情報を簡単にファイリング、これやりました、他にありませんか?

→お気遣いありがとうございます

(まだ情報貰えてない!だったら!)以前働いていた所でも経験した実地調査なども開所1年から1年半と言われていますし、今からできることはやっていきましょう!

→私の仕事なので勝手にいじらないでください

すみません!分かりました!(………は?)

と。恐らく、仕事の評価と自分の評価を混同している彼女は、自分を非難されたと感じたのだろう、もしくは資格を取ったばかりのアルバイトに何がわかるんだ的な。いずれにしても入社2ヶ月にして大失敗。欲しい情報も貰えず、プライドを逆なでし、自分の心象も大変悪くなりました(笑

これを読んだ管理者責任者、又は使用者の皆様、彼女の心理について、当時の私の行動について、他の見方、方向があればぜひ教えてください。

ホント、管理者って何?

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