結婚と言うステ振り

今年三十路になるけれど、結婚したいと思っていた時期が私にもありました。


結婚(けっこん)とは、夫婦になること[1][2]。婚姻(こんいん)とは、社会的に承認された夫と妻の結合である[3]。「婚姻」は配偶関係の締結のほか配偶関係の状態をも含めて指している[4]。

Wikipediaより

今や離婚率も高いこのご時世、上手くいくことはそれだけで尊いのだ。


今は、もうステ振り間違えたのか、40歳までに相手が見つからなかったら精子バンクで精子を買って子供を産むとだけ目標を決めている。

彼氏が居たこともあった。10年近く付き合った。
今考えると、それは私にとっては奇跡だったし、お互い結婚に興味がなかったから続いていたわけで。
私が結婚して家族がほしいと思ったあたりから、途端に上手く関係が築けなくなった。

でも、いざ彼氏と別れてさぁ婚活だ!と思ってもなかなか上手く行かないのが人生ってもんで。別に容姿も優れていない、特段優しいわけでもない、こんな我の強い女はモテないんだな…世の中の真理を見た。腕と足持っていかれなくてよかった。

そもそも、私はあまり人を好きになれないという結婚に至るまでのスタート段階で致命的なバグがある。

彼氏がいた10年間、他に良いなと思う人は居なかったし、「好きな人」が居た時代で思い出すとマセガキだった小学生で「そういや居たなぁ」程度だった気がする。

奥行きのない2次元キャラだと割とホイホイ好きになるのにおかしいな…?

周りがどんどん結婚していって、同性カップルもいて、ふと思ったのが「みんなステ振り成功してるんだなぁ」だった。
他人に好かれて、付き合って、婚姻と言う契約を結ぶ。その他人に好かれるためのステ振りに成功したから家族が出来たのかなと思う。

パヤパヤ系の若い子がすぐ好きな人出来た〜って言うのを見ていたり相談されたりすると、私には好きになれるとっかかりがないから、すごいなー羨ましいなーと思う。
誰かを人を好きになるとっかかりがある時点で、すごいと思う。

私の場合は、人に特別優しくされた覚えもないし、そもそも世間はブスに厳しいし、私になにかしたとしてメリットがなさすぎる。
好きになってもらうとっかかりがない。
この拗らせきった現状は、多分時間を掛けて形成された性質と、生まれ持っての男運の無さによるハイブリッド闇属性だと思ってる。
私前世で一体何したんだよ…悪逆非道の限りを尽くさない限りこんなハードモードな今生にならんだろ…

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