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ふじみ野市の人口は2050年まで微減、ベッドタウンとしての人口増か、外国人増か 

 本日9日、ふじみ野市では、「二十歳の集い」式典が行われました。
二十歳となったみなさまに心からのお祝い、お喜びを申し上げます。
交友関係を充実させ、しっかりキャリアデザインをして、豊かな人生の日々を歩まれることを願います。
 ネガティブなニュースが多いのですが、昨年末に国の国立社会保障・人口問題研究所が発表した将来の人口予測を説明します。
 
 2050年のふじみ野市の人口は、111、025人で、2020年比で2.3%減となります。同時期の埼玉県の人口減は9.7%、国の人口減は17%です。30年で2.3%減、あまり減らないということで、喜ばしい限りです。
 2025年は112、062人であるが、2030年は112、580人、35年は112、523人と、少し盛り返す。
 年代割合では、65歳以上の人口の全体比は2020年の26%から2035年に30%、2045年に35%となります。上げ止まりとなり、2050年も35%です。
 15歳~64歳の生産年齢人口の全体比は2020年は61%、2025年も2030年も61%です。2045年には54%まで下がりますが、2050年も54%となっています。当面は変化なし、ということです。ベッドタウンとしての継続居住、転入は維持されるということでしょう。
 14歳以下のこどもの人口の全体比は2020年は13%、2030年には11%となりますが、その後も2050年まで同じレベルとなっています。中長期的に下げ止まりということです。
 比率のほか、実際の世代別人口数は、下をご覧ください。

筆者作成

 しかし、この数字には、外国人の数が含まれています。社会保障・人口問題研究所は、日本人、外国人のみの推計値は「存在しない」としています。
 本市における近年の外国人の増加率は、以下のとおりです。
 外国人の数は、2017年1月~2024年1月の間、2,239人、2,478人(10.7%増)、2,698人(8.9%増)、2,995人(11%増)、3,010人(0.5%増)、2,973人(1.2%減)、2,944人(1%減)、3,269人(11%増)で推移しています(カッコは増減率)。
 一方、日本人は同期間、111,314人、110,580人(0.8%減)、111,594人(0.9%増)、111,311人(0.3%減)、111,547人(0.2%増)、111,306人(0.2%減)、111,212人(0.1%減)、111,094人(0.1%減)で推移しています。
 本市が東京のベッドタウンとして維持されるのか、外国人の転入や出生によって維持されるのか、どちらの要因が主となるのかは判然としません。
 いずれにしましても、選ばれるまち、ふじみ野を評価していただける政策が必要です。共にがんばりましょう!

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