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 ふじみ野市議会(9月議会)では、9月5、6日の両日、市民・都市委員会(分科会)が開かれました。

 前回に引き続き、令和4年度の決算について、同委員会(分科会)での審査に関する私の質問(意見)、及び他の委員への市の回答をご報告いたします。

○産業振興関連(空き店舗補助金)

 商店街の空き店舗の新規活用に対する補助金に関して、令和4年は、空き店舗解消数の目標値が4のところ、1でした。平成27年から10年間で、実績は10件、つまり、1年1件のペースになっています。私からは、質問ではなく意見として、
「他の自治体の事例の研究を深めていただきたい」
と申し上げました。近隣では、富士見市などが補助金の活用数が多く、参考になると思います。

 委員会(分科会)の審査の2日目は、委員長(分科会長)が休みで、私が代理委員長(分科会長)となりました。したがって、質問はできませんでしたが、以下は、用意していた質問の内容です。行政部門には別の形で伝えています。


○苗間の地区計画について
 

  市内苗間地区(大井・苗間第二地区)については、地区計画を定める予定で、経費の予算を計上していましたが、定めないこととなったため、不用額が出ています。地区計画の解消には埼玉県の許可が必要で、また、代わりの政策が必要となっています。県との協議の状況、新たな政策について質問を予定していました。「現状は協議は進行中で、政策も未定」とのことです。
 地区計画を定めると、通常、用途規制の緩和が可能になります。建築物の建築制限(建蔽率や容積率など)が緩和されます。地区計画を定めないことにしたということは、建築制限は現状の規制のままとなります。
 
 
 他の委員の質問で以下のようなやりとりがありました。
○市内循環ワゴン
市の回答
・令和4年度の運賃収入は1485万円(3年度は1247万円)。
・令和4年度の利用者は86881名(3年度は72032名)。

○道路樹木剪定
市の回答
・高木の剪定が587本。
・伐採(交通に支障)が30本。
・剪定の主な場所は、幹線1号線のケヤキ並木、元福岡地区へ降りる坂(通称:エイハン)、鶴ヶ岡地区のケヤキ並木、大井支所前の桜並木。

○市街化調整区域の公共下水道の整備
市の回答
・令和4年度は不測の事態(路線に管が入らなかった)により、年度内に工事が完了することができず、一部の地域で繰り越すこととなった。
・川崎地区では、既に供用開始されており、各家庭につなぎ替え工事が進んでいる。
・大井苗間地区では、供用開始の手続きを進めている。
・駒林地区では、おおむね工事が完了した。
(令和4年度分の工事ということで、5年度、6年度、それ以降の工事が予定されている)

○川崎調節池の進捗状況
市の回答
・用地取得交渉が行い、整備事業用地のすべてを取得した。
・取水施設と導水橋については、工事実施詳細設計を現在行っている。
・整備の効果として、平成29年度に発生した台風で生じた床上浸水がなくなることを想定している。

 なお、川崎調節池に関する事業費4.92億円のうち、国庫支出金が2.05億円を占めています。川越江川は都市下水道であり、本来ならば、国の支出金は出ないのですが、平成29年の台風による浸水被害を受けて、国の支出金が得られるようになりました。神山佐市衆議院議員(当時)が国土交通省に要望を出されたと、うかがっております。


 

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