note3_図1

コミュニティは選ぶ時代からつくる時代へ

こんにちは。conoteの梅澤です。今回のnoteの位置づけを整理するために、僕の頭の中を図にしてみました。

そして、この頭の中を3本のnote(組織における「Why」の見つけ方、コミュニティは選ぶ時代からつくる時代へ、コミュニティ型企業という考え方)に分けて書いていっています。今回は、コミュニティは選ぶ時代からつくる時代へ、ということでコミュニティについて書いていきます。

そもそもコミュニティとは
コミュニティという言葉を聞いて、皆さんが想像するイメージは様々だと思います。町内会のように人と人が密につながっている状態を想像する人もいるでしょうし、大好きなアイドルを応援している人同士の大きなつながりを想像する人もいるでしょう。
ただ、共通しているのは「複数の人と人がつながっている状態」だという事、そして、異なっているのは「何を基準としてつながっているか」という部分だということです。

コミュニティの過去・現在・未来
コミュニティにおいて、”つながる基準”は様々ですが、昔は生まれた場所や就いた仕事などで所属するコミュニティが決まり、そこから異なるコミュニティに移るハードルは高いものでした。
そうした時代から徐々に選択の自由が実現し、現在は所属するコミュニティを選ぶことができるようになりました。転職も一般的になってきましたし、移住という選択をする人も増えてきました。とはいえ、所属するコミュニティは選べるけど、完全に自分の趣味や価値観に合致しているか、というとそうではなく、完璧にフィットしていない部分も残っています。ただ、自分にとって最適なコミュニティをつくろうと思っても、大きな労力やお金がかかるため簡単ではありません。
しかし最近は、クラウドファンディングの浸透やSlackなどのコミュニケーションツールの発展、SNSユーザーの拡大によってコミュニティをつくるハードルがかなり下がってきました。
恐らくこの流れは今後さらに加速し、誰でも自由にコミュニティをつくることができる時代になるのではないでしょうか。


コミュニティのつくり方
 コミュニティをつくる時代に向かっていく中で、「コミュニティはどのように出来上がるのか?」という問いが重要になってきます。コミュニティ形成については、長年いろいろな分野で議論されていると思いますが、僕にとって大変参考になったのがコルク代表の佐渡島さんの本です。

この本では、コミュニティ形成の過程や、形成に欠かせないポイントなどが分かりやすく書かれています。そのなかでも僕が興味深いと思ったのが、コミュニティ形成においては、コミュニティに関わる人の「安心・安全の確保」が不可欠であるという指摘です。

強いコミュニティを作るためには、そこに関わる人にとって、身体・精神的な危険がなく、人々の行動が予測可能な場であることが必要である

そして、安心・安全が確保された状態であれば、熱狂が生まれます。つまり、人々は自己肯定感が強く、コミュニティに対してモチベーション高く行動し続けることができると説明されています。
この視点でルールベースの組織づくりを捉えてみると、ルールを大切にすることで「安心・安全」が確保され、Whyに昇華されることで「熱狂=モチベーションの高い状態」が生まれると考えることができます。

このように整理すると、スタートアップ界隈でよく言われる「Whyから始めよう!」の一歩手前に”自分の価値観に基づいたルールを大切にする”という方法もあるのではないか、と思えてきます。この辺りは、conoteとしてWhyへの昇華→事業の拡大というフェーズを体験してみないとなんとも言えない訳ですが、今後の観察における仮説として置いておきたいと思います。

まとめ
今回は、コミュニティについて考え、コミュニティ形成と組織づくりの類似点を整理しました。次回は、ルールベースの組織=コミュニティ型企業と定義した場合、コミュニティ型企業にはどのような特徴があるのか、そしてその企業はどんな人とどのような仕事をしていくのか、についてまとめてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

#ビジネス #スタートアップ #組織づくり #Conote #観察日記
#マーケティング #コミュニティ


ノートを読んでいただきありがとうございます。