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「パーパス」 言葉から見る企業が大切にするもの

「何のために生きるんだろう」と
十代の頃に考えたこともありますが
「何を大切にするのか」
あらためて確かめたこの前の3連休。

首都圏は雪でしたね。
南国出身なので少しの雪でも
ワクワクする吉岡です。


今回は、
企業が大切にしているものを
言葉に着目して見ていきます。

企業の理念や姿勢をあらわす言葉、
タグライン。

Nike『JUST DO IT.』
Apple『Think different.』
キユーピー『愛は食卓にある。』
日立製作所『Inspire the Next』
LION『今日を愛する。』


などなど、有名なものばかり。
視点の豊かさ、
言葉の選び方、使い方に
ならではの強さがありますよね。


特にLIONの『今日を愛する。』は、
ステートメントを含め、
この会社を好きにさせる(ファンにする)
視点の豊かさ、言葉の力があります。
尊敬する岩崎俊一さんが手がけられたもの。

下記、LIONのサイトから全文読めます。

ステートメントでありながら、
どこか詩のような、
そんな読後感があります。

LIONの根底に流れる想い、
何を使命としているのか、
LIONが考える「しあわせの本質」、
つまり、
LIONの『パーパス<purpose>』
=存在意義、目的が見えます。

パーパスとは

DXによって社会や価値観が
激変する時代に企業は
「存在意義」や「提供価値」を見直し、
どのような社会価値を提供できるのか
「パーパス」の再定義が
求められると言います。

『何のために存在し、
 世の中に何をしていくのか』

J-CSVの根幹にも通じる、存在意義ですね。


本業を軸にどの分野に
どのような価値を提供していくのか。

例えば、先にあげたLIONは、
メーカーとして
「口腔ケアをする商品」
「衣類をきれいにする商品」などの
製造・提供のみに留まることなく、
次世代ヘルスケアリーディングカンパニー
『心と体のヘルスケアを実現する』

経営ビジョンで設定しています。


またCSV実現のために
パーパスは不可欠とするネスレは、
「生活の質を高め、健康な未来づくりに貢献します」
の存在意義に基づいた商品づくり、
サービスを展開しています。


そして『J-naradewa』で取材した
「中川政七商店」の
『日本の工芸を元気にする!』
何のために存在し、
何をしていくのか、
インナーにもアウターにも明確で、
中川政七商店ならではのパーパスです。


パーパスを定義する意味


パーパスを定義することで、
社員が自分ゴト化するようになり
仕事への誇りが生まれる。

そして、共感した人材が、
ファンが集まるようになる。

ブランド独自の文化や
価値観がつくられていく。

近いパーパスを持つ企業との
コラボレーションが生まれる。

そして、企業の持続的な成長、
強固なCSV経営、
未来社会づくりにつながっていく。

これはいろいろな社長や
現場の方の声をお聞きして
感じたことでもあります。

いまの時代にあった企業のパーパス


変化する時代にあわせて
パーパスを定義する企業が増えています。

▶︎クックパッド
 毎日の料理を楽しみにする
▶︎ソニー
 クリエイティビティと
 テクノロジーの力で、世界を感動で満たす。

▶︎トヨタ
  Mobility for All
▶ネスレ
 生活の質を高め、健康な未来づくりに貢献します
▶︎パナソニック

 くらしアップデート
▶︎BEAMS
 Happy Life Solution Company
▶︎ユーグレナ
 人と地球を健康にする

▶︎LION
 心と体のヘルスケアを実現する

※50音順 ※僕個人の捉え方を含みます
※企業サイト、統合レポート、公開動画などから
※パーパスという言葉を用いていない企業の
 ものも含みます。存在意義と解釈


トヨタやパナソニックのような
世界的企業でも
変革を迫られる時代です。

シンギュラリティが到来する
未来のことは誰にもわかりません。

だからこそ、
何をするために存在するのかの
パーパスを定義することに
意味があるのだと思います。

僕たちのパーパスとは


翻って広告会社の存在意義とは...

広告会社にはまだまだ
提供できる価値があると思います。
それと同時にこれまでの
「広告」という枠にとらわれない
チャレンジがマストだとも思います。

僕が所属する会社は
「つながる価値を創出する」
と定義しています。

「つながる価値」と言葉にすると、
可能性がどんどん広がります。
枠のビジネスだけではなく、
広告の枠にとらわれることなく。

100年に一度の変化の時代の
ブランディングや課題解決を
言葉の力で、
デザインの力で、
アイデアの力で。

答えにつなげたり、
人をつなげたり、
テクノロジーをつなげたり。

パーパスを定義するお手伝いを
僕たちはできると思います。

そして、
自分のパーパスも忘れず、
一つひとつ重ねて行こうと思います。

『いい会社のいい取り組みに
 光を当て、世の中に広める。
 いい会社を世の中に増やし、
 共にいい社会をつくる。』


と、青臭い note2回目の記事でした。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

もしキミのパーパス悪くないねと
思っていただけたら
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次のnoteもお楽しみに。

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