なぜ僕がZ3を待ち侘びているのか
数日前、ふと思い立ってZ3クソコラを作ってみた。
Z5のボディにZ30の軍艦部を貼り付けてちょっとだけ整えた簡単なものだが、我ながらなかなか良いクソコラだと思う。
そして作りながら「僕はどうしてこんなにもZ3を待ち侘びているんだろう」と自分でも不思議になってきた。
フルサイズがいいなと思うのはもちろんなのだが、ならZ5でも良いはず。
価格も中古で15万ほど、比較的手も届きやすい。
それでも、もはや強迫観念とも言える思いがZ5へのびる手にブレーキをかけるのだ。
ではなぜこんなにZ3が欲しいと思うのか…。
そこで、僕がZシリーズを初めて目にした時どう思ったのかを思い出した。
たぶんNikon党で平穏に過ごしたいなら、ずっと忘れているべきだったと思う。
まあ基本的にnoteは自分の考えをまとめて形にしておく目的で書いているので、読んだ責任は読んだ諸兄にあります。
ということにさせていただいて…。
まずは共感されそうなところから
とりあえずZ3でなければならない理由からあげよう。
・ファインダーはいらない
僕は基本的にストリートスナップがメイン。
しかも歩きながら事前に露出を合わせておいて、目についた被写体にピントだけ合わせてサッと撮る方法をとっている。
つまりファインダーをじっくり覗いて設定をいじって、ということはほとんどない。
もしそうしたい時日光に邪魔されたとしても、手で庇をすれば良い。
・フルサイズが良い
これにはいくつか理由がある。
まず一つは、レンズラインナップがAPS-C用と比べて豊富なこと。
フルサイズ用を使ってもいいのだが、焦点距離が1.5倍になればほとんどが望遠(僕にとって)になってしまう。
悩ましいのはAPS-C用と比較してサイズが大きくなりがちなことだが、まあZ 40mm f/2という選択肢もある。
もう一つは、僕が夜スナップが好きだということ。
(理由はまた別記事にしようと思う)
そしてこれには「高感度性能」と「APS-Cではf値が1段暗くなる」という要素がある。
夜スナップでは、そもそもレンズが明るければ高感度に頼る必要がなくなり、高感度性能が高ければやむを得ない場合も仕上がりが担保される。
ただ後者についてはZ30でもまあ満足しているので、より良い方が、という程度の話だ。
読んでいて指摘したい手を必死に抑えているNikon党諸兄も多かろうと思う。
そう、これらはZ3でなくても叶えられるのだ。
Z3がいい、ではなく他が嫌なのか?
ファインダーが必要ないなら覗かなければいいだけ、なくて困ることはあれど付いていて困ることはないはず。
先に書いたとおり、Z5でよいのだ。
では何が僕をZフルサイズから遠ざけるのか…。
軍艦部かっこよくなくない???
変にニョキッて伸びすぎてない?
しかもなんか細長くない?
バランス悪くない?
特に2枚目のような斜めからの見ためがなんとなく不自然…。
カクカクしていてメカっぽいデザインというのは納得なんだが、取ってつけた感というか…。
ぜんぜん所有欲湧かない…。
つまり僕がZ3欲しいと思っていた根幹は
「Nikonのファインダー有りミラーレスのデザインきらい」
だったわけだ。
かと言ってCanonが欲しくなるわけでもなく、ただZ3の登場を盲信的(妄信的)に願うしかない。
という哀れな生き物に成り下がっているのが今の僕だ。
とまあ勝手なことを書いたが、僕は超がつくマイノリティだ。
なんとか坂やマカロニえんぴつの良さもわからない社会不適合者だ。
自覚はある。
僕が何をどう宣おうが軍艦部のデザインはこのままだし、NikonがZ3なんていう特殊性癖に応えることはほぼ確実にない。
つまりこの記事にはなんの意味もないのだ。
最後まで付き合っていただいた諸兄には、カメラのカの字もわからん若造の戯言と思って大目に見てほしい。
そして貴重な時間を無駄にしたことを大いに反省してほしい。
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"Z3"が欲しいと思う出発点を書いていなかったので追記する。
・Z30がとても良い
Z3が欲しい、というのはZ30のフルサイズ版が欲しいということでもある。
僕の写真を見てくださっている方々はご存知かと思うが、僕は基本的にZ30(最近D700も)を振り回して生活している。
このZ30がとにかく良いのだ。
片手で持ちながら歩いても苦にならない重さ、グリップ、起動の速さ、そこそこの描画、AF、暗所性能、さらにはWi-Fi、タイプC給電駆動までできる。
そして何より最高なのが、ボディ9万という安さだ。
素人のスマホカメラからのステップアップにはこれほど完璧なカメラもないだろう。
(個人の感想です)
そして、そのZ30がフルサイズであればなぁ、と夢想する機会はそこそこにあるのだ。
そしてこの安さがかなり重要な僕にとって、他社でマウントを増やしたりというのはあまり良手ではないのだ。
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