この質問は減量についてと同じくらい格闘技をやっていると多い。

正直言ってこれには個人差がある。

残念ながらプロ格闘家というのは上位と下位のレベル感にかなり差がある。

”プロ”と呼べないプロがいるというのが実情だ。

だが、基本的には当てられないと思って良いだろう。ジムに入りたての人などに希望があれば体験的にこちらは手出しせず、一方的に打ってもらうということをよくしたりするが”平均以上”のレベルの格闘家であれば普通は当たらない。

それでは格闘家は何を見て避けているのか？

大概の人が”動体視力”で避けていると思っているのではないだろうか？

確かに素人のパンチならば見てからでも避けられる。

だがプロのパンチだとそうはいかない。目の前で0コンマ何秒かで飛んでくるパンチを見て避けるのでは遅すぎる。

ポイントは幾つかある。

・距離感
・ポジショニング(相手との立ち位置)
・相手の姿勢

などだ。

距離感は相手の手の届く位置や踏み込みの深さやスピードなどを見切る力。

ポジショニングは相手の正面、つまり打ちやすい位置に立たないこと。

相手の姿勢は相手の腰の向きや手の位置、構えや重心などパッと見で相手は”打てる”のかどうか判断する力。

これらが訓練によって瞬間的に判断し、且つ反応する力が鍛えられるのだ。

とは言っても「本当かよ〜俺だったら当てられる」という活きの良い人が後を絶たないので、いつか応募者をnoterの皆様から募り、何かそういった企画でもやろうかなと思案している。笑