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Voialy【vol.31】VUCA時代だからこその多様性

voice + diary = voialy
その日あった出来事や気付きを声の日記「voialy」としてお届けします。

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昨日、「男らしくあらねばという呪い」ということで有害な男らしさについて投稿をしたわけですが

社会が男性に対して男らしさを設定し、その“らしさ”に沿わない行動や思想を否定すること。
例えば、「男性だからリードしなくてはいけない」「男性だから稼がなくてはいけない」とか「男性はスカートを履いてはいけない」なんてのもそうかもしれないですが、こういった"男らしさ"の設定は多様性をかき消すことであり、その“らしさ”に共感できない男性を苦しめることにもなるので、まさに有害である。
といった内容なんですが、これは別に男性に限らず”女性らしさ”の呪いや”子供らしさ”の呪いもあると思うんですよね。
そう考えると昨日の話をシンプルに言うと現在の社会において多様性に対して寛容であることが大事ということになるんだと思います。

そこで今日はこの多様性について書こうかなと思います。

正解のない時代だからこそ

この多様性に対して寛容であることが一番求められているのがビジネスの世界じゃないでしょうか。
VUCA(Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉)時代とも言われ、複雑で不確実な、先が見通せず変化が激しい。
ビジネスを取り巻く環境が目まぐるしく変化し、将来の予測が困難で不確実性の高い現在というのは「正解のない」時代だと思うんですよね。

逆に一昔前までは「正解のある」時代だったと言えるのかなと思っていまして、製造業等がイメージしやすいかもしれませんが、過去の成功事例を「正解」としてそれを踏襲する形で早く、安く、ミスなく正確に作ることが成果に繋がる。
トップの号令の下、言われたことをきちんと実行できる人材が企業にとって重宝され、サラリーマンとはこうあるべきと社会が設定することで、社会全体が大きく成長していった。

ただ、今の「正解のない」時代において過去の成功事例は思い出話でしかなく正解にはならないですし、3か月前の正解が今日も正解であるとは限らない。
市場や社会の変化を感じて様々な視点から物事を捉えて、クイックに動いて「暫定的な正解」を追いながらトライ&エラーを繰り返して「正解」を作り出していく。
こういった時代に「言われたことを素直にやる人」もまぁ必要だとは思いますが、組織で重宝はされないですよね。
それよりも多角的に様々な視点で物事を捉え、考えられる組織を作ることが大事であり、そんな組織を作るためには多様性に対して寛容であること、他者を受け入れるというのがとても大事なんだと思います。

執着からの解放と面白がる姿勢

あっ ちなみに「多様性に対して寛容」ってちょっとイメージしにくいですかね?自分はこれを
「自分の意見に対する執着からの解放」「自分とは違う視点や意見を、面白がる」という風に捉えています。
「なるほど!そういう考え方もあるのか!」みたいな感じですかね。
ただ、注意しなければならないのが皆の意見が「正しい」かどうかはまた別だと思っていて、様々な意見を肯定することが大事ではあるのですが、全ての意見が「正解」とも限らない。
「みんなの意見は正しいかもしれないし、間違っているかもしれない」そんなマインドでいることが大事なのかなと思います。

まとめ

本日は多様性の対する寛容であることがやっぱり今の時代大事だよね。
と思ったのでお話をさせていただきました。
ここでいう寛容とは「自分の意見に対する執着からの解放」「自分とは違う視点や意見を、面白がる」
これがキーポイントなのかなと考えていて、様々な意見を受け入れることは大事ですが全てを「正解」として扱う必要はなく、「皆の意見は正しいかもしれないし、間違っているかもしれない」そんなマインドで対話をしていくことが大事なのだと思います。

コロナ禍で先が見通せない、不確実性が高い時というのはSNSなどでも様々な意見が目に、耳に入ってくると思います。中には自分の考え方とは異なる内容もあると思いますが、まさに寛容さをもって、様々な意見を尊重しながらこの局面を乗り越えていきたいですね。

それではまた


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