見出し画像

明日も生きるために。

匠海配信中にギフトを貰ったら「明日食う飯はあるか?」とよく聞く。
理由は、匠海は次の日食う飯がない。若しくは、1日3食も食えるか怪しかった経験をしているからである。


匠海に投げる位なら【明日に食う飯に回せ】と思ってしまう。匠海は次の日食う飯も無かった時がある。そう、経済的不自由な家庭で生きていた。

それだけでは無い、学校から家に帰るとアルコールで酔っ払った父親が家の中をぐしゃぐしゃにしていて、おかずも食材も全部。ぐしゃぐしゃの部屋の真ん中に疲れ果ててた母が無理して笑っていたのを何度も見た。
母強し。しかし、おバカな匠海でも無理しているのはひと目でわかっていた。

その記憶が根深くあるおかげで、アルコールをわけも分からず飲む奴がオブラートに包んで言うと……苦手だ。ストレートに言うと嫌いだ。どストレートに言うとド地雷だ。無理だ。

家が荒れていると「貧乏なのにご飯こんな事したら今日は飯ないじゃん」と思っていた。日常だ。
暴れる音を聞いた近所の方が、ご飯がない時ビーフンを持ってきてくれていた。有難かった。でも、ビーフンを食べる度に暴れる父親と泣かずに耐えてる母親を思い出す。
味はとても美味しいがビーフンは苦手だ。
嫌な記憶も蘇るからである。

だから、ご飯が食う金があればそっちに回してくれ。それがガチイベであってもだ。
美味しいもの食べたら自慢してくれ、感想を教えてくれ。それが楽しみだ。
それを聞いて買いに行って、食べて新しい発見をさせてくれ。匠海の食世界も広げてくれ。それだけで充分俺は幸せだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?